「ハウスメーカーと工務店って、値段以外にどんな違いがあるの…」
「やっぱりハウスメーカーを選んだ方が安心なのかしら…」
注文住宅を建てるパートナーと言えば「ハウスメーカー」と「工務店」。
ただ、全国には数多くの住宅メーカーがあり、どんな違いがあるのか分かりにくくなっています。
ハウスメーカーと工務店について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 7割の人が工務店を選んで家を建てている
- 工務店とハウスメーカーでは1000万円の違いが出る
- 工務店選びでは、アフターメンテナンスも大切なポイント
工務店やハウスメーカーを名前や雰囲気で選ぶのは失敗の元。
住宅メーカーが教えない、ハウスメーカーと工務店の真実に迫っていくことにします。

目次
工務店とは?ハウスメーカーと比較

実を言うと、「ハウスメーカー」にも「工務店」にも明確な言葉の決まりはありません。
ただ、一般的には次のような意味が使われることがほとんどです。
ハウスメーカーの特徴とは
ハウスメーカーとは、広範囲な営業網をもつ、大手の住宅建築会社のこと。
「~シリーズ」のように住宅を商品化。
規格化された商品ラインナップの中から好みのタイプを選び、決められた範囲内でオーダーしていくのが家づくりの形。
部材の生産から施工まで、工場生産の割合を高めシステム化を図ることで、注文住宅の大量生産が可能になっています。
工務店とは「大工中心の建築会社」
工務店とは、営業する地域を限定し、地域に密着した建築会社をこと。
日本にもともとある棟梁制度が発展した形が「工務店」だと言えます。
棟梁制度とは…
棟梁(大工の親方)が、設計から施工まで一貫して家づくりを取り仕切きる家づくり制度。
工務店の数はとても多いですが、
- 社長
- 数名の大工
- 事務員
という、小規模経営の工務店がほとんど。
一条工務店のように、大手ハウスメーカーと同じくらいの規模を誇る工務店もあります。
POINT
- ハウスメーカー:全国展開している建築会社
- 工務店:地域密着型の建築会社
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割合はハウスメーカー3割、工務店が7割

国土交通省の調査報告によれば分譲住宅は約25万戸。
割合でみると
- 年間1000棟以上のハウスメーカーで約35%
- 大手ハウスメーカー8社に絞れば約20%
となり、日本の住宅の7割は工務店によってつくられているのが現状です。

ハウスメーカーと工務店の坪単価と価格差

住宅金融支援機構の「フラット35の利用者調査」によれば、注文住宅の相場は「3353万円(約38坪)」。
ただ、ハウスメーカーと工務店に分けて考えると、建築費用に大きな違いが見えてきます。
建設会社 | 坪単価 | 建築費用(40坪) |
ハウスメーカー | 70万 | 3500~4500万 |
工務店 | 50万 | 2500~3500万 |
ハウスメーカーと工務店では、1000万円近い価格差になってくるのが現実です。
関連 【注文住宅の相場は3353万円】30・40坪の家の建築費用とは?
大手ハウスメーカーの実際の価格
住宅産業新聞が発表した、大手ハウスメーカー8社の実際の坪単価(平均値)は次の通り。
ハウスメーカー | 本体価格 | 床面積 | 坪単価 | |
1 三井ホーム | 3954万 | 42.2㎡ | 93.8万 | |
2 住友林業 | 3770万 | 40.5㎡ | 93.1万 | |
3 積水ハウス | 3700万 | 42.5㎡ | 87.0万 | |
4 ヘーベルハウス | 3074万 | 36.2㎡ | 84.9万 | |
5 大和ハウス | 3370万 | 40.0㎡ | 84.3万 | |
6 積水ハイム | 3030万 | 37.6㎡ | 80.6万 | |
7 パナホーム | 3473万 | 43.2㎡ | 80.3万 | |
8 ミサワホーム | 2712万 | 37.2㎡ | 72.9万 |
実際の建築費用は、諸費用や税金などがプラスされるので、さらに高くなります。
関連 【2019年】ハウスメーカー坪単価ランキング!比較が危険な3つの理由

ハウスメーカーと工務店の違いはアフターサービス

ハウスメーカーと工務店の違いをハッキリさせるために、6つの点で比較することにします。
- 工期が短いのは?
- 品質が保たれているのは?
- 技術力が高いのは?
- コスパが良いのは?
- 間取りの自由度が高いのは?
- アフターフォローなど保証は?
1 工期が短いのは?
ハウスメーカー | 3~4か月 |
工務店 | 4~5カ月 |
ハウスメーカーでは、資材を自社工場であらかじめ生産。
現場では組み立てるだけにして、全体の流れをシステム化しているので工期が短くなります。
2 品質が保たれているのは?
ハウスメーカー | 〇 |
工務店 | △ |
大手ハウスメーカーの場合、規格化された資材を工場で生産するので、精度が高く、仕上がりのバラツキは少なくなります。
工務店の場合、職人の手作業の割合が多く、当たりハズレが大きいのが現実です。
ハウスメーカーはチェックも厳しい
住宅の品質を守るためには、工事の施工管理も大切なポイント。
小さな工務店の場合、
- 施工する側
- 工事を管理・監督する側
が明確に分かれていないので、チェック体制が甘くなる可能性があります。
3 技術力が高いのは?
ハウスメーカー | △ |
工務店 | 〇 |
地元の工務店は、技術に自信のある大工が独立するケースがほとんど。
ハウスメーカーの場合、実際に施工するのは下請けの工務店なので、技術力に関しては地元の工務店に軍配が上がります。
ハウスメーカーに技術力は関係なし
ハウスメーカーは、品質を保持するために「現場では組み立てるだけ」にしているのが特徴。
職人に左右されないので、大工の技術力を気にする必要はほとんどありません。
4 コスパが良いのは?
ハウスメーカー | △ |
工務店 | 〇 |
大手ハウスメーカーの価格が高いのは、
- CMなどの広告費用
- 営業マンの人件費
- モデルハウスの費用
など、直接家づくりに関係のない費用が上乗せされるからです。
大手ハウスメーカーになれば、広告などの経費が価格の5割を占めていると言われます。
工務店のマージンは2割
工務店の利益は2割ほど。
3000万円の家なら500~600万円が工務店の利益になっています。
5 間取りの自由度が高いのは?
ハウスメーカー | △ |
工務店 | 〇 |
ハウスメーカーの家は、規格化された製品の組み合わせでつくられるので、プランによる制限が多くなっています。
対して、工務店は自由設計が主体。
希望や条件に合わせて設計してくれるので、より自由にプランニングしてくれます。
自由設計なら設計事務所がおすすめ
工務店は棟梁主体の建築会社なので、得意・不得意がハッキリしています。
施工に慣れた資材やデザインを優先させることが多いので、結果的に設計が制限されることも…。
よりデザイン性にこだわった家づくりをしたいなら、設計事務所に依頼するのがおススメです。
関連 【設計事務所で家づくり】高い新築費用や5つのデメリットの真実
6 アフターフォローなど保証は?
ハウスメーカー | 〇 |
工務店 | △ |
大手のハウスメーカーは、定期点検や保証制度などのルールが明確で30年以上の長期保証が付くことも珍しくありません。
担当所が変わったとしても、同じサービスが受けれられます。
工務店の場合、対応は会社によって様々。
地元の工務店はすぐに対応してくれる良さがありますが、倒産するリスクも考えておく必要があります。
大手ハウスメーカーだと一定の品質が保証されますが、工務店は会社によって様々。より慎重に選ぶことが大切です。

ハウスメーカー・工務店「満足度」ランキング

様々なサイトが住宅アンケートを実施していますが、最も信頼性が高いのが「オリコン」。
オリコンでは
- 住宅メーカー48社
- 実際に注文住宅を建てた方(1万4132人)
を対象に、14の項目を設けてアンケートを実施。
結果を満足度ランキングとして発表しています。
- 建てて良かった大手ハウスメーカー
- 優良な工務店ランキング
- クレームの少ないローコスト住宅ランキング
1 建てて良かった大手ハウスメーカー
大手ハウスメーカーは品質も高く、アフターフォローもしっかりしているのは当たり前。
性能だけでなく、高いデザイン性で人気を集めているハウスメーカーも数多くあります。
1位 | スウェーデンハウス |
2位 | ヘーベルハウス |
3位 | 積水ハウス |
4位 | 住友林業 |
5位 | 三井ホーム |
6位 | パナソニックホームズ |
7位 | セキスイハイム |
8位 | 大和ハウス |
9位 | ミサワホーム |
10位 | トヨタホーム |
2 優良な工務店ランキング
大手ハウスメーカーに比べ、お手頃な価格で建てられるのが中堅ハウスメーカーの特徴。
差別化を図るために、特徴のある家づくりをする工務店が数多くランクインしています。
1位 | 一条工務店 |
2位 | 住友不動産 |
3位 | サンヨーホームズ |
4位 | 日本ハウスホールディングス |
5位 | 桧家住宅 |
6位 | イシンホーム |
関連 【コスパのいいハウスメーカーランキング】評判の悪い工務店を避ける方法とは?
3 クレームの少ないローコスト住宅ランキング
以前のローコスト住宅は、安いだけでの商品が多く、クレームがたくさん聞こえてきました。
ただ最近は、性能の高さを売りにしているローコスト住宅も数多く出てきています。
1位 | 富士住建 |
2位 | ユニバーサルホーム |
3位 | クレバリーホーム |
4位 | レオハウス |
5位 | ヤマダホームズ |
6位 | アイフルホーム |
7位 | タマホーム |
8位 | アエラホーム |
関連 【ローコストハウスメーカーは間取りに注意】後悔やデメリットが多い理由とは?
ハウスメーカーランキングでは、単純な順位だけでなく、評価されているポイントを確認することが大切です。
関連 【2019年】ハウスメーカー「注文住宅」ランキング!建てて良かったのはどこ?
【まとめ】違いから分かるハウスメーカーと工務店の選び方

ハウスメーカーと工務店の特徴をまとめます。
POINT
- 7割の人が工務店を選んで家を建てている
- 工務店とハウスメーカーでは1000万円の違いが出る
- 工務店選びでは、アフターメンテナンスも大切なポイント
注文住宅の価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、300万円以上の値引きをされることも…。
相見積もりを取れば、安くて品質の高い注文住宅を建てることができますよ。
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あなたに合った理想の注文住宅を手に入れる方法

注文住宅を建てると生活が快適になりますが、デメリットも多く失敗しがち。
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設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
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