【高校野球連盟はクズ?】クレームや問い合わせが殺到する理由と問題点

野球

「高野連や甲子園は、どうして古い体質のまま変わらないのか…」

「どうして、メディアは高野連の問題を放置するのか…」

現在、様々なスポーツ団体で問題が明るみになっています。

  • 日本レスリング協会のパワハラ
  • 日本大学アメフト部の危険タックル
  • 日本ボクシング連盟会長の私物化問題

ただ、最も問題にするべきと考える団体は「高校野球連盟(高野連)」ではないでしょうか。

高校野球連盟について、私が疑問や問題に感じるのは次の3点。

POINT

  • 球数制限を設けないのは、間違いなく虐待
  • 高野連のシステムは限界を迎えつつある
  • メディアが高野連の問題を追及しないのはダブルスタンダード

高野連の改革すべき点について、考えていくことにします。

高野連で考えるべき2つのおかしい処分

最近の高野連の行動や処分には、疑問を感じずにはいられないモノがたくさんあります。

特におかしな事例は次の2つです。

  • 新潟県高野連が球数制限を撤回
  • 高知商業高校のダンス問題

1 新潟県高野連が球数制限を撤回

新潟県の高校野球連盟は独自に、「投球数が100球に達した投手はそれ以降のイニングでは投球できない」制度導入を表明。

しかし、この方針に日本高野連が反発、

「勝敗に影響を及ぼす規則は全国で足並みをそろえて検討すべきだ」

という理由で、結局方針が撤回される事態に。

高野連が、高校生の体より勝敗を優先していることがよく分かる声明ではないでしょうか?

中学生投手の投球制限

では、他の野球団体は球数制限を設けてないのでしょうか?

日本中学野球協議会は、中学生投手の投球障害を予防するため、2015年にガイドラインを制定しています。

中学生投手の投球制限に関する統一ガイドライン

  • 試合での登板は以下の通り制限する
    試合での登板は1日7イニングないとし、連続する2日間で10イニング以内とする
  • 練習の中での全力投球は以下のとおり制限する。
    1日70球以内、週350球以内とする。また週に1日以上、全力による投球練習をしない日を設ける

出典:日本リトルシニア中学硬式野球協議会

軟式野球の球数制限

全日本軟式野球連盟も、

全力投球数は、小学生では1日50球以内、試合を含めて週200球をこえないこと。
中学生では1日70球以内、週350球をこえないこと。高校生では1日100球以内、
週500球をこえないこと。

出典:全日本軟式野球連盟

とする球数制限を導入。

中学生やプロに対しては球数や登板間隔が意識されているのに、高校生に対して球数制限を設けないのは異常としか言えない事態です。

2 高知商業高校のダンス問題

高校野球
出典:JNN

高知商業の野球部員がダンス発表会に参加した時も、高野連の対応も疑問の残るモノでした。

学生野球憲章「野球部員の商業的利用」を禁止しているという理由で、

  • 野球部員がユニフォーム姿で踊ったこと
  • 有料(500円の入場料)の発表会だったこと

ことを問題にし、物議をかもす事態に発展しています。

処分は撤回されることに

当初、高野連は「部長の謹慎処分が相当」とすることを決めていましたが、各方面から批判が殺到。

スポーツ庁の鈴木大地は

「個人的には、もう少し寛容になってもいいのかな」

Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎は

「怒り心頭ですよ。ダンス部の活動に、何でその高校の野球部が出たらまずいのか。500円を取ったくらいで制裁する権利が高野連のどこにあるのか。高野連は旧態依然たる体質を変えないと。頭の中身は明治(時代)から変わっていない。野球以外の活動に自由に参加できるということを、なんでやらないのか」

との痛烈な批判を寄せたこともあり、高野連は方向修正、処分を行わないこととなっています。

高野連も入場料を徴収している

「野球部員の商業利用の禁止」の原則自体は理解できる部分もあります。

ところが、最も野球部員を商業利用しているのは「高野連」ではないでしょうか?

実際、第100回大会より甲子園の観戦料金は値上げ。

  • 中央特別指定席 2,000円⇒2,800円
  • 3塁特別自由席 1,500円⇒2,000円
  • アルプス席   600円⇒800円
  • 甲子園の外野席  無料⇒500円(子供100円)

外野席の入場料を取るのは夏の大会だけ。春の選抜高校野球は無料のままです。

小さな子供からもお金を徴収するように変更し、2億3000万円もの剰余金を計上しているのです。

POINT
高校野球連盟の判断基準は、現代の一般常識からかけ離れてはないでしょうか?

高校野球連盟をメディアが批判しない理由

チェック

高野連には多くの問題点があり、球数制限を設けないことは「虐待」とも言える行為です。

にも関わらず、メディアがこれほどまでに問題視しないのはなぜなのか?

甲子園の主催は「朝日新聞」と「毎日新聞」

春夏の甲子園とも新聞社が主催となっています。

  • 春の甲子園:毎日新聞
  • 夏の甲子園:朝日新聞

本来、球数制限を真っ先に問題にしなければならない立場にあるにもかかわらず、両新聞社から甲子園の問題に関する批判が聞こえてこない。

逆に、高校生が酷使されている様子をまるで美しいドラマのように描き、放送しているのが現実です。

沖縄水産「大野倫」投手を知っているだろうか?


投球制限の必要性を考える上で、大野倫投手の存在を忘れて欲しくない。

沖縄水産高校のエースであった大野倫投手は、右肘に激痛を抱え、右肘の状態を監督に打ち明けたにも関わらず、甲子園でも登板。

結局、大野倫投手は甲子園決勝を含めた全6試合を773球を一人で投げ抜く事態に。

甲子園の後、病院で下った診断は

  • 右ひじ骨折
  • 靭帯損傷
  • 遊離軟骨

つまり、右ひじが骨折したまま甲子園の決勝まで一人で投げぬいたのです。

今でも大野倫氏の右ひじは曲がったまま、完全に伸びることはありません。

悲劇のエースとしての美談

大野倫投手の話は、なぜか「美談」として取り上げられることが多い。

実際、朝日新聞も大野倫投手を取り上げているが、冒頭には次のような文章が載っています。

あこがれの甲子園をめざす球児の前には、けがや障害といった困難が立ちはだかる。ともに歩み、乗り越えようとする努力は球児たちを成長させ、見る者に勇気を与える。

出典:朝日新聞デジタル

「骨折した投手に投げさせること=成長と勇気を与える」という朝日新聞の主張は、本当に受け入れられるものなのでしょうか?

高野連の役員名簿にも問題点が

高野連と新聞社の関係は、役員名簿からも明らか。

高野連の歴代最高顧問には、朝日・毎日新聞の現役社長が名を連ねるのが常となっています。

大手新聞社の社長であり、最高顧問として影響力がある立場なら、なおさら立場を明確にすべきだと考えています。

参照:高校野球連盟/役員名簿

高野連の役員報酬が「無給」なのも問題

お金

高野連を天下り団体のように思い、多額の役員報酬が支払われているように思われる方も多ですが、実は間違い。

高野連の高野連の収支報告を見る限り、多額の報酬が支払われている形跡はありません。

おそらく、交通費程度の報酬しか受け取っておらず

  • 高野連理事はほぼ無給
  • 運営スタッフはボランティア
  • 審判委員の報酬はなし
  • 甲子園の球場使用料無料
  • 放映権料もなし

というように、徹底したアマチュアリズムが高校野球の現状だと言えます。

参考 高野連/収支会計

ビジネスモデルを転換し収益化することが実は大切

「無給」や「ボランティア」と聞くと良いことのように感じるかもしれんませんが、現実は甘くありません。

実際には多額の費用がかかり、そのしわ寄せが現場に及んでいます。

  • 炎天下の激務をこなす審判委員の減少
  • 滞在費や交通費の多くは自己負担、PTAや後援会などの寄付金だより
  • 引率する教員や指導者の負担増加
  • 劣悪な練習環境

野球人口の減少は深刻です

野球人口は毎年減少しているのが現実。

特に中学校での野球部員の減少は激しく、約20年で半減とのデータも…。

少子化の影響も大きいですが、練習環境の悪化も大きな一因であると考えらえます。

甲子園は視聴率20%を超えることも珍しくなく、「放映権料を取れば10億円は下らない」とも言われている優良コンテンツ。

ビジネスモデルを転換し、収益を強化費用に充てる方が野球や子供達の将来に繋がるのではないかと考えます。

POINT
高野連の徹底したアマチュアリズムは時代に合わない。野球の発展に貢献できるようにビジネスモデルを転換すべき時期ではないでしょうか?

【まとめ】高野連にクズのクレームが多い理由

野球

高校野球連盟の問題点についてまとめます。

POINT

  • 球数制限を設けないのは、間違いなく虐待
  • 高野連のシステムは限界を迎えつつある
  • メディアが高野連の問題を追及しないのはダブルスタンダード

高校野球にドラマを期待する声は多いし、球数制限については賛否があるかもしれません。

ただ、大手新聞社やメディアが立場を表明しない限り、高野連の問題点はいつまでも続くことになると考えます。

高校野球連盟の問い合わせ先

高校野球連盟の問い合わせ先

高野連のHPには問い合わせ先が明記されているので、疑問点があればぜひ声を届けていただきたい。

1 日本高等学校野球連盟の問い合わせ先

住所 〒550-0002
大阪市西区江戸堀1-22-25 中沢佐伯記念野球会館内
電話番号 06-6443-4661
FAX番号 06-6443-1593

2 各都道府県の野球連盟の問い合わせ先

各都道府県にも野球連盟の事務所があるので、疑問点を問い合わせることが可能です。

詳しい連絡先は公式HPで確認してください。

問い合わ先/高校野球連盟