「マンションの建築費って、どんなお金が必要なの…」
「建設費が簡単に分かる方法って、ないのかしら…」
マンションの建設には、一般住宅以上に様々な費用が必要。
逆に、建築費用の中身を知れば、必要性の低いムダなお金が見えてきます。
マンション建築費の内訳について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 坪単価で計算できるのは、本体工事費のみ
- 坪単価で分かるのは建設費全体の70%、2~3割のお金が別にかかる
- シミュレーションサイトを利用すれば、正確な費用が見えてくる
ただ、建築費の内訳を知らなかったためにを、後で高額請求される人が多いのも事実…。
建築会社が教えない、建築費用の真実に迫っていくことにします。

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マンションの建設費に関わる坪単価の内訳は?

マンションの建築費用を計算する式は次の通り。
建築費=坪単価×延べ床面積
坪単価を大きく左右するのは「マンションの構造体」で、大まかな目安は次の通り。
骨組構造 | 坪単価 |
木造 | 40~60万円 |
軽量鉄骨造 | 50~70万円 |
重量鉄骨造 | 60~80万円 |
鉄筋コンクリート造 | 70~100万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 60~80万円 |
マンションの延べ床面積とは?
マンションの延べ床面積には、一戸当たりの専用部分だけでなく
- エントランス
- エレベーターホール
- バルコニー
- 外部廊下
などの共有部分もすべて含まれているので、大型マンションになるほど莫大な建設費用が必要になってきます。
マンションの構造体を決めれば、自然と建築費用が見えてきます。

何階建てのマンションにしたら、1番お得になるのかしら?
4・10・14・30階建てマンションの建築費用

マンショは高さによって法律上の規制がかかってくるので、
- 4階建て
- 10階建て
- 14階建て
- 30階建て
にするのがお得。
坪単価で分かるマンションの建設費用は次の通りです。
建ぺい率は60%として計算しています。
① 4階建てマンション・アパートの建設費用
3~5階建ての低層マンションであれば、
- 木造
- 軽量鉄骨
でも建てることができ、建築費を安く抑えることができます。
骨組構造 | 土地50坪 | 土地100坪 |
木造 | 4800~7200万円 | 9600~1億4400万円 |
軽量鉄骨造 | 6000~8400万円 | 1億2000~1億6800万円 |
重量鉄骨造 | 7200~9600万円 | 1億4400~1億9200万円 |
鉄筋コンクリート造 | 8400~1億2000万円 | 1億6800~2億4000万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 7200~9600万円 | 1億4400~1億9200万円 |
関連 【アパート建築費を坪単価で比較】1Kアパートの建設費用はお得なの?
② 10階建てマンションの建築費用
10階建てを超えてしまうと、建築基準法によって
- 隣地斜線
- 非常用エレベーターの設置
などの規制をクリアする必要が出てきます。
骨組構造 | 土地50坪 | 土地100坪 |
重量鉄骨造 | 1億8000~2億4000万円 | 3億6000~4億8000万円 |
鉄筋コンクリート造 | 2億1000~3億円 | 4億2000~6億円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 1億8000~2億4000万円 | 3億6000~4億8000万円 |
③ 14階建てマンションの建築費用
マンションの高さが45mを超えてしまうと、建築基準法や消防法の規制が厳しくなることに。
中層マンションにするなら、14階建てが最もコストパフォーマンスが良いマンションだと言えます。
骨組構造 | 土地50坪 | 土地100坪 |
重量鉄骨造 | 2億5200~3億3600万円 | 5億0400~6億7200万円 |
鉄筋コンクリート造 | 2億9400~4億2000円 | 5億8800~8億4000万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 2億5200~3億3600万円 | 5億0400~4億8000万円 |
④ 30階建てタワーマンションの建設費用
マンションの高さが100m以上になると、消防法によって緊急用へリポートの設置が義務付けられることに。
「タワーマンション」と呼ばれる高層マンションなら、30階建てが最も費用対効果が高くなっています。
骨組構造 | 土地50坪 | 土地100坪 |
重量鉄骨造 | 5億4000~7億2000万円 | 10億8000~14億4000万円 |
鉄筋コンクリート造 | 6億3000~9億円 | 12億6000~18億円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 5億4000~7億2000万円 | 10億8000~14億4000万円 |
マンションは100戸建て建築費がお得?
マンションは戸数の違いで、次の3つに分類されることが多くなります。
- 小規模マンション:50戸まで
- 中規模マンション:50~100戸ほど
- 大規模万マンション:100戸以上(200~300戸以上が多い)
- コンセルジュサービス
- ゲストルーム
- 敷地内公園
- キッズルームやパーティールーム
- ラウンジ
などの共用施設を充実させる建物が増えてくるので、建築費が割高傾向にあります。
大きなマンションなればになるほど、より多くの共用施設が必要になってきます。
関連 【マンション建築費の嘘】坪単価で分からない建設費用の真実とは?

マンション・アパート建築費用の内訳は?

坪単価で計算される建築費は、あくまで本体工事費のみ(全体の70%ほど)。
本体工事費とは、アパートやマンションなどの建物を建てる際の工事費用のこと
実際にマンションを建てようとすると
- 別途付帯工事費(全体の20%ほど)
- 諸費用(全体の10%ほど)
が別に必要になってきます。
1 本体工事費の内訳
仮設工事費 | 工事に必要な足場や仮設電気、水道、職人用のトイレ設置などの費用 |
基礎工事費 | マンション全体を支える基礎工事に必要な費用 |
木工事費 | 構造材など資材の加工、現場工事費用 |
屋根・板金工事費 | 屋根材や、雨どいや水切りの取り付け費用 |
外装工事費 | 外壁のサイディングや屋外の装飾工事の費用 |
サッシ・ガラス工事費 | 屋外に面した窓の取り付けと防水工事の費用 |
タイル・左官工事費 | 玄関や洗面などのタイル、左官による装飾工事費用 |
断熱・気密工事費 | 壁・床下・天井などに断熱材を取り付ける工事費用 |
木製建具工事費 | 屋内の建具などの加工、取り付け工事費用 |
金物工事費 | ドアノブや手すりなどの取り付け工事費用 |
電気・水道工事費 | 電線や電話線、水道管などの配線、配管の工事費用 |
空調工事費 | 空調ダクトや換気口の取り付け工事費用 |
防腐・防蟻工事費 | 構造材を腐食やシロアリから守る工事費用 |
内装仕上げ工事費 | 内壁・天井の塗装やクロス貼りなどの装飾工事費用 |
住宅機器設備工事 | ユニットバスやキッチン、トイレなどの設備機器工事費用 |
2 別途工事費用の内訳
外構工事費 | 外構(フェンスや門扉、カーポートなど)や植栽工事などの費用 |
解体・伐採費 | 建てかえの場合など、今ある建物の解体や植栽伐採のための費用 |
建築確認申請手数料 | 建築計画が、建築基準法に合っているか審査してもらうための費用 |
引き込み工事 | 上下水道の引き込み工事や負担金、インタネットなどの引き込みにかかる費用 |
敷地測量費 | 敷地の境界など、測量にかかる費用 |
地盤調査費 | 適切な基礎工事をするための地盤調査するための費用 |
地盤改良工事費 | 軟弱地盤など、地盤の強度を高めるために地盤を改良する費用 |
設計・監理料 | 設計事務所に設計管理を依頼する費用 |
3 諸費用の内訳
印紙税 | 契約書を作成するのにかかる税金 |
登録免許税 | 土地や建物の登記にかかる税金 |
不動産取得税 | 土地や建物などの不動産を手にいれた場合にかかる税金。 |
登記手数料 | 登記を司法書士に頼んだ場合にかかる税金 |
融資手数料 | 住宅ローンの融資を受ける時に銀行に支払う事務手数料。金融機関によって額は違ってきます。 |
団体信用生命保険 | 住宅ローンを借りる人に対する生命保険。亡くなった場合、ローン残金は保険会社によって支払われます。 |
火災保険料 | 住宅火災に対する保険料。住宅ローンを受ける場合は必ず必要になってきます。 |
固定資産税 | 土地や建物などの固定資産にかかる市町村税。毎年1月1日に課されます。 |
都市計画税 | 市街化区域にある建物や土地にかかる市町村税 |
POINT
本体工事費(坪単価)の2~3割増しの費用を見積もっておくことが大切です。
関連 【ローコストマンション・アパート建設はやばい?】トラブル例も紹介
マンションの建築費用はシュミレーションすることが大切

坪単価から建築費用を考えても目安にしかならず、実際にはほとんど役に立ちません。
本当の建築費用を知りたければ、それぞれの建築会社に見積もりを取ることが大切。
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相見積もりを取れば建築費も安くなる

マンションの価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
大手建築会社になれば、建設費の半分は広告・宣伝費だと言われています。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、相見積もりを取れば3000万円以上の値引きも可能に。
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【まとめ】ビルの建築費用の内訳
マンションの建築費についてまとめます。
POINT
- 坪単価で計算できるのは、本体工事費のみ
- 本体工事費は建設費全体の70%、2~3割のお金が別にかかる
- シミュレーションサイトを利用すれば、正確な費用が見えてくる
本当の建築費用を知りたいなら、「タウンライフ土地活用」の利用は必須だと言えますね。
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