「アパートの建築費って、どれくらいになるの…」
「坪単価で建設費用を考えても、問題ないのかしら…」
狭い土地の活用方法して、今評判を集めているのが「アパート建設」。
アパートを建設すれば、資産価値も上昇し、毎月安定収入を得ることができるようになります。
アパートの建築費用について、あなたに伝えたいことは4つ。
POINT
- 坪単価を左右するのは、マンションの構造体
- 2階建てアパートなら「軽量鉄骨造」がおすすめ
- 1Kアパートなら、狭い土地でも戸数を確保できる
- 坪単価で計算できる建築費は、全体の70%ほどでしかない
ただ、見積もりを間違えてしまい、多額の住宅ローンに悩まれている方が多いのも事実…。
建築会社が教えない、建築費用の真実に迫っていくことにします。

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アパート建築費は坪単価で計算できる

「アパート」と「マンション」の違いに、法律的な決まりはありません。
ただ
- アパート:「木造」や「鉄骨造」の2~3階建て
- マンション:「鉄骨造」や「鉄筋コンクリート造」の3階建て以上
建築費用については、
建築費=坪単価×延べ床面積
の計算式で表すことができます。
3階建て60坪アパートの延べ床面積は?
「延べ床面積」とは、建物各階の床面積の合計のこと。
3階建てのアパートで、各階の床面積が60坪なら
60坪×3階=180坪
が「延べ床面積」となります。
アパートの延べ床面積には、一戸当たりの専用部分だけでなく
- エントランス
- バルコニー
- 外部廊下
などの共有部分もすべて含まれているので、大型アパートになるほど多くの建設費用が必要になってきます。
土地の「建ぺい率」に注意
出典:SEIWA
「建ぺい率」とは、「土地面積の何%まで建物を建てていいか」を定めたもの。
同じ50坪の土地でも、
- 建ぺい率30%⇒15坪
- 建ぺい率80%⇒40坪
と、「建ぺい率」によってアパートの大きさが全く違ってきます。
「建ぺい率」は地域によって差がありますが、
- 都市部:80%
- 住宅街:30~60%
に設定されていることがほとんどです。
「容積率」にも注意
「容積率」とは、「土地面積の何%まで延べ床面積が認められるか」を定めたもの。
同じ50坪の土地でも
- 容積率200%⇒延床面積100坪まで
- 容積率500%⇒延床面積250坪まで
と、「容積率」によってマンションの高さが全く違うモノに。
「建ぺい率」や「容積率」でアパートを制限している訳は、
- 圧迫感を与えてしまう
- 日当たりを遮ってしまう
など、土地のギリギリまで使ってしまうと、周りの住民への影響が大きくなるからです。
土地の広さが同じでも、地域によって建てられるアパートは大きく違ってきます。
関連 【マンション建築費の嘘】坪単価で分からない建設費用の真実とは?

アパートの坪単価を「軽量鉄骨」と「木造」で比較

アパートの坪単価は構造体によって大きく違い、目安は次の通りです。
骨組構造 | 坪単価 |
木造(W) | 40~60万円 |
軽量鉄骨造(S) | 50~70万円 |
重量鉄骨造(S) | 60~80万円 |
鉄筋コンクリート造(RC) | 70~100万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC) | 60~80万円 |
コンクリートブロック造(CB) | 80~100万円 |
マンション建築費の相場は?
国土交通省が発表している「住宅着工統計」によると、マンション・アパートの基本データは次の通りです。
構造 | 戸数 | 床面積の合計 | 工事費費定額 | 坪単価 |
木造 | 7万0948戸 | 236万㎡ | 3996億円 | 55.8万円 |
鉄骨造 | 8万4368戸 | 393万㎡ | 8530億円 | 71.7万円 |
鉄筋コンクリート造 | 10万5837戸 | 499万㎡ | 1兆926億円 | 72.3万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 1509戸 | 6万㎡ | 141億円 | 69.7万円 |
坪単価には
- 人件費
- 資材費
も含まれているので、建設予定地による違いも考えることが大切。
東京など都市部になるほど、坪単価は高くなってしまいます。
3階建て以上ならRC造がおすすめ
「構造体」は、性能面にも大きな違いを生みます。
骨組構造 | 耐用年数 | 防音性 | 耐震性 | 耐火性 |
木造 | 22年 | × | × | × |
鉄骨造(4㎜以下) | 27年 | △ | △ | △ |
鉄骨造(4㎜以上) | 34年 | 〇 | 〇 | 〇 |
鉄筋コンクリート造 | 47年 | ◎ | 〇 | ◎ |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 47年 | ◎ | ◎ | ◎ |
実際には、アパートやマンションの高さによって、
- 2階建てアパート:軽量鉄骨造
- 3階建て以上の低層マンション:重量鉄骨
- 10階建てまでの中層マンション:鉄筋コンクリート造(RC)
- 高層ビル・大型マンション:鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)
というように選ぶ人が多くなっています。
予算にあった、マンションの建築方法を選ぶことが大切です。

3階建て(30坪・50坪)アパートの建築費用は?

30坪・50坪の土地に、3階建てアパートを建てた時の費用は次の通りです。
構造 | 土地30坪 | 土地50坪 |
木造 | 2160~3240万円 | 3600~5400万円 |
軽量鉄骨 | 2700~3780万円 | 4500~6300万円 |
重量鉄骨 | 3240~4320万円 | 5400~7200万円 |
鉄筋コンクリート造 | 3780~5400万円 | 6300~9000万円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 3240~4320万円 | 5400~7200万円 |
コンクリートブロック造 | 4320~5400万円 | 7200~9000万円 |
建ぺい率は60%として計算しています
3階建てアパート建築費の計算方法
アパートの条件を
- 坪単価:80万円
- 坪数:50坪
- 高さ:3階建て
- 建ぺい率:60%
とした場合、
80万円×50坪×3階×60%=7200万
という計算で、建築費用を求めることができます。

1K狭小アパートの建築費は?

一人暮らし用として人気があるのが、キッチンと居室が付いた1Kアパート。
周辺に大学が多い地域だと、1Kやワンルームの入居者が多く見込めます。
1Kアパートの標準的な広さは25㎡なので、
- 土地30坪:1フロアで2戸(3階建てなら6戸)
- 土地50坪:1フロアで4戸(3階建てなら12戸)
ほどの部屋数を確保することが可能になってきます。
一般的な木造住宅の場合、1部屋にかかる建築費は「400~500万円」ほどが相場。
30坪・50坪の土地に、3階建て1Kアパートを建てる時の費用は次の通りです。
構造 | 土地30坪(6戸) | 土地50坪(12戸) |
木造 | 2400~3000万円 | 4800~6000万円 |
軽量鉄骨 | 3000~3500万円 | 6000~7000万円 |
重量鉄骨 | 3600~4000万円 | 7200~8000万円 |
鉄筋コンクリート造 | 4200~5000万円 | 8400~1億円 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 | 3600~4000万円 | 7200~8000万円 |
コンクリートブロック造 | 4800~5000万円 | 9600~1億円 |
狭い土地でも、1Kアパートなら戸数を確保でき、高い収益性が期待できます。
関連 【安い建築費のアパートは危険】相場より格安になる理由とは?

デザイナーズアパートの建築費は?

最近は、デザイナーが設計したアパートを建てる方も増えています。
外観や内装もオシャレなので人気は高いですが、デザイン料が別にかかることに…。
普通のアパートよりも、2割~3割ほど多く建築費用が必要になってくるのが相場です。
デザイナーズアパートのデメリット
デザイナーズアパートは建築費が高くなるだけでなく、
- 地方や郊外に建てると、周りから浮いてしまう
- 家賃が高くなるので、入居希望者が少なくなってしまう
などの問題点も…。
地域のニーズを把握しておかないと、「入居者が集まらない…」なんて事態になりかねません。
都市部で人気のデザイナーズアパートも、地方ではリスクが高くなるの注意

アパート建設費用の内訳は?

坪単価で計算される建築費は、あくまで本体工事費のみ(全体の70%ほど)。
本体工事費とは、アパートやマンションなどの建物を建てる際の工事費用のこと
実際にアパートを建てようとすると
- 別途付帯工事費(全体の20%ほど)
- 諸費用(全体の10%ほど)
が別に必要になってきます。
本体工事費の内訳
仮設工事費、基礎工事費、木工事費、屋根・板金工事費、外装工事費、サッシ・ガラス工事費、タイル・左官工事費、断熱・気密工事費、木製建具工事費、金物工事費、電気・水道工事費空調工事費、防腐・防蟻工事費、内装仕上げ工事費、住宅機器設備工事
別途工事費の内訳
外構工事費、解体・伐採費、建築確認申請手数料、引き込み工事、敷地測量費、地盤調査費、地盤改良工事費、設計・監理料
諸費用の内訳
印紙税、登録免許税、不動産取得税、登記手数料、融資手数料、団体信用生命保険、火災保険料、固定資産税、都市計画税
POINT
本体工事費(坪単価)の2~3割増しの費用を見積もっておくことが大切です。
関連 【マンション建設費用の内訳ガイド】建築費や坪単価以外に必要なお金とは?

賃貸アパート建築メーカーランキング

賃貸アパートを建てる場合、ほとんど人はハウスメーカーを建築会社に選んでいます。
オリコンの調査で分かった、満足度ランキングは次の通り。
1位 | スウェーデンハウス |
2位 | ヘーベルハウス |
3位 | 積水ハウス |
4位 | 住友林業 |
5位 | 三井ホーム |
6位 | 一条工務店 |
7位 | パナソニックホームズ |
8位 | セキスイハイム |
9位 | 大和ハウス |
10位 | ミサワホーム |
11位 | トヨタホーム |
アフターサービスが充実していて、品質の安定している大手ハウスメーカーを選ぶ人がほとんどです。
関連 【アパート建築メーカーランキング】施工会社一覧の真実とは?

安いアパートを建てるなら「建築費シュミレーション」がおすすめ

坪単価で建築費用を考えても目安にしかならず、実際にはほとんど役に立ちません。
本当の建築費用を知りたければ、それぞれの建築会社に見積もりを取ることが大切。
今、アパートの見積もりを取りたい方に人気のサービスが、3分で一括請求できる「タウンライフ土地活用」。
「タウンライフ土地活用」を利用すれば、
- 地域に合った「土地活用プラン」
- 建築費用などの「お見積り・収支計画書」
- 活用地周辺の「市場調査書」
という3つの土地活用計画書を無料で、全国200以上の建築会社から取り寄せることができます。
実際に「タウンライフ土地活用」を利用して分かったメリットは5つ。
POINT
- 資料がもらえるだけでなく、経験豊富なプロに相談まで出来る
- 土地を持っていない方には、土地の提案までしてくれる
- マンション経営から土地売却まで、幅広いプランに対応
- 優良企業しか加盟できないので、安心して利用できる
- 期間限定キャンペーン実施中なので、今が最大のチャンス
サポート体制が充実しているので、初心者でも安心して利用できるのが「タウンライフ土地活用」の特徴です。
関連 【マンション建築費をシュミレーション】100戸の建設費がお得な理由とは?
相見積もりを取れば建築費も安くなる

アパートの価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
大手建築会社になれば、建設費の半分は広告・宣伝費だと言われています。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、相見積もりを取れば3000万円以上の値引きも可能になってきます。
「タウンライフ」で相見積もりを取れば、安くて品質の高いマンションを建てることができます。
関連 【タウンライフ土地活用の評判・口コミは嘘】土地探しから可能って本当なの?
【まとめ】アパートはいくらで建てられる?
アパートの建築費についてまとめます。
POINT
- 坪単価を左右するのは、マンションの構造体
- 2階建てアパートなら「軽量鉄骨造」がおすすめ
- 1Kアパートなら、狭い土地でも戸数を確保できる
- 坪単価で計算できる建築費は、全体の70%ほどでしかない
本当の建築費用を知りたいなら、「タウンライフ土地活用」の利用は必須だと言えますね。
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