「住宅を設計する時って、どうしてグリッドプランが必要なの…」
「やっぱり、”シングルグリッド”を採用した方がいいのかしら…」
住宅を設計する上で欠かせないのが「グリッド・プランニング」。
ただ、「グリッドプラン」を選び間違えてしまい、設計を失敗してしまう人がいるのも現実…。
グリッドプランニングについて、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 「グリッド」を変更すると、多額の建築費用が必要になる
- 「ダブルグリッド」を選べば、より柔軟な家づくりが可能になる
- 「グリッドプラン」は都市計画にも欠かせない重要な考え方
建築会社が教えてくれない、「グリッドプランニング」の真実に迫っていくことにします。

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グリッド・プランニングとは「基盤の目を元にした建築計画」のこと

グリッド・プランニングとは、「グリッド(格子)」状に引かれた基準線に沿って、平面図面を計画する方法のこと。
- リビング・ダイニング
- 玄関・廊下
- 水回りスペース
などを限られた範囲内で配置していく作業は、まるで「ジグソーパズル」だとも言えます。
1グリッドは何センチがいい?

グリッドを決める長さの単位が「モジュール」。
現在の日本では、次の2種類の「モジュール」が採用されています。
- メーターモジュール:1000㎜(1m)
- 尺モジュール:910㎜
「メーターモジュール」を採用すると空間に“ゆとり”ができますが、その分だけ家も大きくなり建築費用が高くなることに…。
どちらの「モジュール」もメリット・デメリットがあるので、実際に設計して考えることが大切です。
関連 【尺モジュールを徹底ガイド】廊下や階段の内寸幅はどうなるの?
関連 【メーターモジュールを徹底解説】間取りのデメリットとは?
グリッドは「モデュラーコーディネーション」にも影響

グリッドには、さらに細かい「メッシュ」が含まれています。
メッシュは、
- 建築材
- 住宅設備
の寸法を元にしたモノなので、変えることはほぼ不可能。
グリッドを変えてしまうと「モデュラーコーディネーション」を崩すことになってしまいます。
基本寸法(モジュール)を決め、グリッド内に納まるように構造材・家具・設備などを製造すること。
つまり、グリッドを変えるには資材や設備の生産工程を1から作り直すことが必要になってくる訳です。
「グリッドプランニング」は、住宅を設計しやすくなるだけでなく、建材のムダをなくすために欠かせない方法です。
関連 【1尺とは何センチ(㎝)?】3・5・8寸の長さを使うのは禁止です

住宅の間取りでは「シングルグリッド」と「ダブルグリッド」の2種類

グリッドプランニングには、次の2種類の方法があります。
- シングルグリッド(江戸間)
- ダブルグリッド(京間)
1 「シングルグリッド(江戸間)」のメリット
シングルグリッドは、グリッド線上に「柱」や「壁」などを配置する方法。
関東の伝統的な手法なので「江戸間(えどま)」とも呼ばれます。
「シングルグリッド」のメリットは、設計がシンプルなこと。
設計しやすいので、ほとんどのハウスメーカーが「シングルグリッド」を採用しています。
逆に「シングルグリッド」のデメリットは、使用する柱や壁の厚みによって部屋のサイズが変わってくること。
壁の厚み分だけ部屋が狭くなるので、小さい部屋ほど圧迫感に悩まされる可能性が高くなります。
2 「ダブルグリッド(京間)」のメリット
ダブルグリッドとは、柱の太さや壁の厚みを考えて「2本のグリッド線」を引く方法。
「関西間(かんさいま)」や「京間(きょうま)」とも呼ばれます。
柱や壁を別に取るので、部屋のサイズ(内包寸法)は常に一定。
畳などの大きさがすべて揃うので、新調するのにも便利です。
POINT
主流は「シングルグリッド」。「ダブルグリッド」にすると多彩な部屋づくりが可能ですが、設計が複雑になってしまいます。
関連 【1畳のサイズは何平米?】1.62m2で考えると絶対に失敗します

都市計画でも「グリッドプラン」は重要

出典:Wikipedia
グリッド・プランニングは、都市計画でも重要な考え方。
都市計画でグリッドプランを採用するメリットは次の3つです。
- どこにでもアクセスしやすくなり、移動や流通が便利になる
- 建設に不便な「不定形地(三角地など)」がなくなる
- 見通しがよくなるので、防犯性が高まる
「バルセロナ」や「ニューヨーク」など、多くの大都市がグリッドプランを元に都市計画を作成。
日本だと、平安京が「グリッドプラン」の代表例と言えるかもしれません。
POINT
日本の都市計画にも「グリッドプラン」は大きな影響を与えています。
【まとめ】住宅には「モデュラーコーディネーション」が欠かせない

「グリッド・プランニング」についてまとめます。
POINT
- 「グリッド」を変更すると、多額の建築費用が必要になる
- 「ダブルグリッド」を選べば、より柔軟な家づくりが可能になる
- 「グリッドプラン」は都市計画にも欠かせない重要な考え方
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