【分譲マンション購入の火災保険選び方ガイド】金額の相場は?必要なの?

火災

「マンションを買ったんだけど、火災保険って入らないといけないの…」

「マンションの火災保険で必要な補償って、何…」

マンションを購入する時に、頭を悩ませるのが火災保険。

火事なんか起さなければ、火災保険なんて必要がない気がしてきます。

マンションの火災保険についてあなたに知って欲しいことは6つ

POINT

  1. 火災保険に入らないと大変な事態に
  2. マンションではお隣の責任が問われない
  3. 人気ランキングから火災保険を選ぶのは危険
  4. マンションの火災保険選びは、一戸建てより難しい
  5. 特に注意したいのは「水漏れ」
  6. 保険料を安くしたいなら、一括見積もりがおすすめ

マンションでのトラブルは裁判沙汰になりやすいので、特に注意して火災保険を選ぶ必要がありますよ

マンションって鉄骨だから、火災保険なんて必要ないんじゃないの?

マンションで火災保険に入らないのは危険

火災

火事のニュースを耳にしない日は無いと言っていいほど、毎日どこかで火災が発生しています。

総務省消防庁が公表している消防白書によると、1年間の出火件数は約40,000件。1日当たりでみると120件の火災が発生。

これは、11分に1件の火災が発生している計算になります。

どうして毎日、こんなに多くの火災が起こるの?

「放火の疑い」まで含めると驚きの割合

火災の原因

出典:セコム/家庭のぼ卯西対策

出火の主な原因は次の4つ。

1位 放火
全火災の約11%を占め、18年連続して出火原因の第1位。

2位 たばこ
全火災の約9%を占める。

3位 コンロ
全火災の約8%を占め、種類別ではガスコンロによる火災が最も多い。

4位 放火の疑い
全火災の放火の約7%。「放火」と「放火の疑い」で合わせると、全火災の18%を占める。

住宅火災を完全に防ぐことは不可能

火災の原因で注目して欲しいのは1位の「放火」と4位の「放火の疑い」。

全火災の約18%、つまり、5件に1件の割合で放火による火災が発生していることになります。

「たばこ」や「コンロ」であれば、意識を高めることで防げるかもしれませんが、「放火」はどれだけ気をつけていても、完全に防げるものではありません。

しかも、放火先に恨み等がある訳ではなく、単にうさ晴らしなどの理由で、放火が行われるという現実。

つまり、どれだけ意識を高め対策をしようが、火災を完全に防ぐことは不可能なのです。

POINT
マンション火災という万一の場合に備えて、家や財産を守る火災保険は必ず入っておくことが欠かせません。

マンションの火災保険が特に必要な理由

火災

一戸建て以上にマンションでは火災保険が必要です。

というのも、マンションには

  • 隣との間が壁1枚しかない
  • 上下階とも密着

という特徴があります。

火事だけでなく水漏れなど、一度問題が発生してしまうと、すぐに隣近所に被害を与えることに。

逆に、お隣で問題が発生した場合も、すぐに被害を受ける形になるのがマンションの特徴です。

マンションでは隣の責任が問われない

マンションの火災保険を考える時に絶対に知っておかなければならない法律に「失火責任法」というモノがあります。

失火責任法って…

過失によって火災を発生させた場合は、原則として民法上の損害賠償責任を負わないことを定めた法律。

参照:デジタル大辞泉

つまり、重大な過失(しくじり)がない限り

  • 相手が起こした火事で被害に合っても、相手に責任を問えない
  • 自分が火事を起こして、相手に損害を与えても、責任は問われない

ということになります。

「失火責任法」のような法律ができたか理由は、法律が定められたのが明治32年で、当時の日本家屋は木造ばかりだったから。

「失火責任法」の重過失とは

「失火責任法」で気を付けたいのは、「重過失があった場合は責任を問われる」ということ。

簡単に書くと、「誰が見ても危ないのに、ほったらかしにしたせいで、火事が起きてご近所に延焼した」場合は責任を問われます。

よくある重過失のケースは次の3つです。

① 天ぷら油による出火

てんぷら油に揚げている時に、長い時間キッチンから離れてしまい、火事が起こってしまった。

② 暖房器具による出火

電気ストーブをつけたまま眠ってしまい、布団に火がつき、火事になってしまった。

③ 寝タバコによる出火

布団の中で寝ながらタバコを吸ってしまい、火事になってしまった。

POINT
マンションの場合、自分の財産は自分で守らなければなりません。
マンションの火災保険ってどれくらいの保険料になるのかしら?

【マンションの火災保険】相場の金額っていくら?

住宅ローン

火災保険の金額は、補償内容によって大きく変わってきます。

補償内容 マンション(M構造)
火災・風災・水災・破損 88,110円
火災・風災・破損 68,850円
火災・風災 56,070円
火災のみ 42,960円

参照:価格.com/火災保険の相場

分譲マンションの場合、火災のみの補償であれば4万円から可能。

ただ、補償をすべて付けようとすると、10万円以上の保険料になることも珍しくありません。

POINT
選び方1つで大きく保険料が変わるのが火災保険。補償の見極めは欠かせません。

火災保険の加入のタイミングはいつ?

時計

マンションを購入した場合、引き渡しが終わると部屋があなたのモノに。

新しい住まいが手に入る瞬間は嬉しいモノですが、逆に言うと「すべての責任があなたにかかってくる」ということ。

つまり、引き渡し日の引き渡し時刻には、火災保険に加入しておかなければなりません。

ただ、火災保険に入る時には、必要な書類を用意する必要があるんです。

【マンションの火災保険】加入するのに必要な書類

マンションの火災保険の申し込みに必要なモノは主に3つ。

  • 申し込み書類
  • 保険料
  • 建築確認書などの申請書類

上の3つが揃っていれば、引き渡し当日に火災保険の契約を結ぶこともできますが、バタバタしている中での契約はミスの元。

金額や補償内容をきちんと比較できるように、事前に情報収集を済ませておくことが大切です。

POINT
最低でも引渡しの1週間前には手続きを済ませておく。1か月~2か月前から準備しておくと、余裕をもって火災保険を選ぶことができる。
火災保険って選ぶのが難しいから、人気の商品から選んだらダメなの?

マンション【火災保険】人気ランキング

ランキング

火災保険に入ろうとする場合、まず迷うのが「どの保険会社にしたらいいの?」ということ。

マンション版火災保険の人気ランキングは下のようになっています。

1位 ホームアシスト(家庭総合保険)/朝日火災

朝日火災ホームアシスト

2位 セコム安心マイホーム保険/セコム損保

セコム損保セコム安心マイホーム保険

3位 「住自在」すまいの保険/日新火災

日新火災住自在すまいの保険

参考 価格.com保険

でも、人気ランキングから選ぶのはかなり危険!

というのも、

  • 保険会社によって、得意不得意がある
  • 同じ保険会社でも、商品によって補償やサポートが全然違う

など、ランキングでは分からない点がたくさん。

1つ1つの保険商品を細かく見ていくことが大切になってきます。

POINT
人気ランキングや金額だけで選ぶのは危険。あなたに合ったサポートが何かを考えないと、いざという時に補償が受けられないことに…。
マンションの火災保険で、必要な補償って何なのかしら?

中古マンションにも!【火災保険の選び方】7つのポイント

チェック  契約

マンションの火災保険選びは、一戸建てよりも難しくなっています。

関連 【新築一戸建て火災保険の選び方ガイド】相場はいくら?いつ加入?

特に、中古で築古のマンションを購入する場合は、7つのポイントに気をつけて、慎重に選んでください。

  1. 専有部分と共用部分を知る
  2. 水漏れが一番怖い
  3. 家財保険に入るかどうか
  4. 補償の範囲を選ぶ
  5. 家財保険の補償金額を決める
  6. 地震保険をセットするか決める
  7. 契約期間は10年?1年?

1 専有部分と共用部分を知る

玄関 上がり口 上がり框

マンションの火災保険選びが難しい一番の理由は、

  • 共用部分
  • 専有部分

の2つがあるからです。

専有部分の火災保険

火災保険の対象になるのは専有部分。

専有部分と言うと難しく感じますが、簡単に言えば「部屋の中」。

ただ、意外に感じるかもしれませんが

  • ベランダやバルコニー
  • 窓やサッシ
  • 玄関ドア

などは、共用部分になります。

玄関ドアや窓のデザインを勝手に変えたり、取り外されると困りますからね。

専有部分を決める基準には

  • 上塗基準(壁の内側が基準)
  • 壁芯基準(壁の中が基準)

の2つがありますが、上塗基準(壁の内側が基準)がほとんどなので、壁のコンクリートは共用部分になります。

共用部分の火災保険

共用部分とは、

  • エントランス
  • 廊下や屋上
  • 外壁

など、専有部分以外の部分。

共用部分の火災保険は、マンションの管理組合が加入することになっています。

2 水漏れが一番怖い

マンションで起こる一番多いトラブルが「水漏れ」です。

特に、築古の中古マンションほど「水漏れ」のリスクが高まります。

水漏れは裁判に発展することも…

「水漏れ」がやっかいなのは、原因が分かりにくいこと。

共用部分からの水漏れであれば、管理組合の火災保険で補償を受けることができます。

ただ、上の階が原因で水漏れが起った場合、上の階の住人の火災保険で補償してもらわなければなりません。

もし、上の階の住人が火災保険に入っていなかった場合、住人同士が「加害者」「被害者」の関係になり、裁判に発展することも…。

「個人賠償責任特約」に入っておけば、他人が原因の水漏れでも、きちんと補償されます。

3 家財保険に入るかどうか

インテリア

まず、火災保険の対象を決める必要があります。

「保険の対象」というと難しく感じますが、簡単に言うと、

  • 火災保険を「建物」だけにかけるか
  • 「建物」と「家財」両方にかけるのか

ということ。

賃貸であれば「建物」は対象にできません。

「建物」と「家財」の具体的な対象物は下の通りです。

建物の対象 家財の対象
  • 建物の基礎部分
  • 車庫
  • 浴槽
  • 床暖房
  • 地デジ、アンテナ
  • 便器
  • 調理台
  • 物置
  • 門、塀
  • 現金(※盗難の場合)
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • パソコン
  • テーブル
  • 洋服
  • 生活雑貨
  • カーテン
  • 自転車

注意しなければならないのは、保険会社によって補償されるモノと、されないモノがあること。

具体的には

  • エアコン
  • 備え付けのオーブン
  • 庭木         など

「建物」と「家財」の両方に保険をかけると、その分保険料が上がることになるので、迷う場合は見積書をとることが大切。

見積書(設計書)には建物・家財のそれぞれの保険料が記載されているので、保険を検討するのに役立ちます。

関連 家財(火災)保険の請求例!子供がテレビの液晶を壊しても対象?

4 補償の範囲を選ぶ

雨水

火災保険は火災だけではなく

  • 台風や雷など自然災害による損害
  • 盗難や破損など日常生活による損害

も補償することができます。

火災保険の補償になるものは下のようにたくさん。

  • 火災
  • 落雷
  • 破裂・爆発(ガスなど)
  • 風災、雹災、雪災
  • 水災
  • 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
  • 漏水などによる水濡れ
  • 集団行動に伴う暴力・破壊行為
  • 盗難
  • 予測不可能かつ突発的な事故
  • 地震、噴火、津波による損害(地震保険を付けた場合)

周囲の環境によって補償をはずすことが考えられるのは、

  • 水災
  • 風災
  • 雪災

の3つです。

水害のリスクは要注意

雪害に関しては除外できることが多いですが、水害に関しては注意が必要です。

というのも、マンションの高層階に住んでいるのであれば、水害のリスクは少なくなります。

ただ、高台に住んでいるからといって水害にあわないわけではありません。

国土交通省が出しているハザードマップで確認した上で検討する必要があります。

保険料だけで補償をはずしてしまうと、実際の災害時に困ることになるので、見極めは慎重にするべきです! 

5 家財保険の補償金額を決める

吹き抜け リビング

家財の補償額は保険会社が決めることはなく、自分自身で補償額を決めることになります。

全部焼失した場合に、「いくらあれば再び買い揃えることができ、新しい住まいを探すことができるのか」を考えた上で設定しないといけません。

設定が難しい場合は、各保険会社が作成している簡易保険表を目安にするのがお勧め。

簡易保険表

出典:あいおいニッセイ同和損保

注意しないといけないのは、家財の合計金額を上回る補償を受けることはできないこと。

自宅にある家財の金額の合計が800万円なのに、1000万円の補償に加入することができません。

POINT
4人家族の場合、家財保険の補償金額の目安は500万円だと言われています。

6 地震保険をセットするか決める

地震

火災保険では、

  • 地震
  • 噴火
  • 津波

による損害は補償されません。

実は、地震保険は民間と国が共同で運営している保険なので、補償内容や保険料が保険会社によって変わることはないんです。

地震保険単独での加入はできません。

現在の加入率は30%と低水準ですが、日本は地震が非常に多い国なので、加入することが安心つながりますよ。

家財にも地震保険をつけるべきか?

地震では、建物よりも家財の方が損害を受けやすくなっています。、地震保険は被害認定もされやすいので、家財にも地震保険をつけることをお勧めします。

災害時に少しでも早く生活再建をするために、特にファミリー世帯では大切。

単身世帯で、必要なものを少しずつ買い足していく方法で十分なら、家財にまで地震保険を付ける必要はありません。

7 契約期間は10年?1年?

カレンダー

多くの保険会社は10年契約を勧めてきます。

というのも、長期かつ一括払いをすれば、通常の保険料から大幅に割引され、保険料が割安になるから。

損害保険会社によって割引率は違いますが、一般的な割引率は下の通り。

2年 5年 10年
7.5% 14% 18%

最初の支払額が大きいので負担に感じるかもしれませんが、トータルで考えると、長期契約の一括払いが断然お得です。

支払額が負担に感じるのであれば、長期年払い(保険期間は長期だが、保険料は1年ごとに払う)という方法もあります。長期一括払より多少保険料は上がりますが、それでも割安になります。

途中解約でも安心な解約返戻金

10年などの長期契約で心配なのが、途中で解約した場合。

ただ、火災保険には、「解約返戻金」という制度があるので安心です。

火災保険解約返戻金

出典:セゾン自動車火災保険

解約をした場合でも期間に応じた解約返戻金が戻ってきるので、解約のリスクは低いと言えます。

2015年までは36年契約という長い契約期間が設定できましたが、現在は最長10年まで。火災保険サイトの中には、35年一括払いの情報を載せているモノがありますが、情報が古いので注意してください。

POINT
基本的には長期割引のある10年契約がお得!ただ、ライフスタイルの変化によって契約内容を細かく見直したい方は短契約もアリ。
マンションの火災保険って「評価額が大切」って聞くけど、「評価額」って何?

マンションの火災保険は評価額に注意

チェック

火災保険は、災害によって被害を受けた部分を補償するモノ。

もし、マンションの評価額が2000万円なら、どれだけ保険料を高くしようが、3000万円の補償を受けることはできません。

つまり、マンションで火災保険に入る場合は、建物の評価額を知らなければ意味がないんです。

マンションの評価額=購入価格ではない

時々、「マンションの購入価格が評価額」だと思っている方がいますが、間違いです。

なぜなら、マンションの購入価格には、次の6つの価格の合計だから。

  1. 宣伝費用
  2. 不動産会社の利益
  3. 土地の価格
  4. 消費税
  5. 共用部分
  6. 専用部分

6つの価格のうち、火災保険の対象になるのは、専用部分のみ。

POINT
マンションで火災保険の評価額を知るには、専有部分の金額を知る必要があります。

マンションの評価額の計算方法

専有部分の評価額は、2つの計算によって金額を出すことができます。

① 建物の評価額=消費税額÷0,08

まずは、マンションの購入代金から、土地代を抜かなければなりません。

土地代には消費税(0,08%)がかからないので、上の式によって計算できます。

② 火災保険の評価額=建物の評価額 × 0.4~0.6

建物の評価額には、専有部分と共用部分が含まれます。

建物の評価額に0.4~0.6をかけるのは、一般的に専有部分の割合は40%~60%程度だから。

評価額は、プラスマイナス30%程度の範囲で自由に調整することができます。ただ、評価額が高くなると保険料も高額になってしまいますよ。

POINT
結果的に、火災保険の評価額は、マンション購入価格の1/4程度になります。
火災保険で10万円も払うなんて…。もっと安くする方法はないのかしら?

マンションで安い火災保険を探す方法

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マンションの不動産会社が勧めてくる火災保険は、必要のない補償までついて割高なことがよくあります。

火災保険の保険料を少しでも安くするなら、「火災保険の一括見積もり」を利用するのが一番簡単。

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