「二世帯住宅で玄関を一緒にすると、どんな問題が発生するの…」
二世帯住宅で最も大切なポイントは「どの部分を共有にするか」。
部分共有型の二世帯住宅としては、「玄関だけ共有」にするタイプが最も多くなっています。
ただ、玄関を共有してしまい、生活にストレスを抱えている方がいるのも事実…。
二世帯住宅の玄関について、あなたに知って欲しいことは2つ。
POINT
- 玄関を共有にすると、同居のストレスもなく建築費用を抑えることができる
- 玄関を別にすると、税金の優遇措置が受けられるようになる
建築会社が教えない、二世帯住宅の玄関に迫っていくことにします。

目次
玄関共有型二世帯住宅のメリット

二世帯住宅で玄関を共有するメリットは3つです。
- 同居のストレスが少ない
- 自然なコミュニケーションが取りやすい
- 建築費用を抑えることができる
1 同居のストレスが少ない
部分共用型二世帯住宅で1番多いのが「玄関のみ」を共有とする形。
一日の中で最も滞在する時間が短い玄関を共用にしても、両世帯の生活にほとんど影響が出ることはありません。
ちなみに、独立させる優先順位は次の通りです。
- キッチン
- 浴室
- トイレ
- 玄関
関連 【二世帯住宅の失敗・後悔例20選】ブログではマスオさんの別居談
2 自然なコミュニケーションが取りやすい
完全分離型だと、全く顔を合わせなくなることも珍しくありません。
玄関だけ共有にしていると、負担なく自然なコミュニケーションが可能。
- 子供が帰宅した時にもすぐに親世帯に行ける
- 不在の時でも宅配便を受け取ってくれる
など、共働きの不安もなくなります。
ファミリー玄関という選択肢も
玄関を1つにしても、表札やポスト、インターフォンをそれぞれに設置すれば、程よい距離間を保つことが可能。
ファミリー玄関のように、子世帯用と親世帯用の間に仕切りをつくれば、お互いの生活に配慮することもできます。
関連 【間取り公開】ファミリー(家族用)玄関は失敗?使わない理由が判明
3 建築費用を抑えることができる
玄関を2つ造ると、
- ドアや外壁
- 土間やアプローチ
がそれぞれに必要になるので、玄関スペースに余裕がなくなってしまいます。
玄関を1つにすれば、広い収納スペースの確保でき、介護に備えた「手すり」や「車イス」対応も可能に。
玄関を1つにすることで、建築費用を抑えることができるのも大きなメリットです。
住宅タイプ | 費用相場 |
完全同居型 | 2000万円~3000万円 |
部分共有型 | 3000万円~3800万円 |
完全分離型 | 3800万円~4200万円 |
ファミリー玄関という選択肢も
玄関が1つでも、ファミリー玄関のように
- 子世帯用
- 親世帯用
と、壁などで仕切りをつくれば、お互いの生活に配慮することも可能になってきます。
関連 【間取り公開】ファミリー(家族用)玄関は失敗?使わない理由が判明

二世帯住宅で玄関を一緒にするデメリット

二世帯住宅の玄関を共有するデメリットは次の3つです。
- プライバシーが守られにくくなる
- 光熱費でトラブルになる可能性がある
- 親の死後に賃貸住宅にできなくなる
1 プライバシーが守られにくくなる
二世帯住宅での失敗や後悔は、
- 生活時間の違い
- 考え方や価値観の違い
によるストレスがほとんど。
顔を合わせることが減れば、同居にありがちな「嫁・姑問題」も少なくなることに…。
共有スペースが少ない二世帯住宅ほど、独立性の高い生活をすることができます。
音も気になります
ドアの開け閉めや施錠の音は案外響きやすいモノ。
深夜の帰宅など、玄関が一緒だと音に気を使って生活することにもなります。
関連 【二世帯住宅の失敗・後悔例20選】ブログではマスオさんの別居談も
2 光熱費でトラブルになる可能性がある
二世帯住宅でよく揉めるのが、「光熱費をどちらの世帯が支払うか」。
完全分離型にすれば世帯ごとの使用量が分かるので、トラブルになることも少なくなります。
3 親の死後に賃貸住宅にできなくなる
親世帯の住居スペースは、いずれ空いてしまう運命にあります。
空いた親世帯スペースは
- 子世帯の生活空間や収納スペースに
- 将来的に、孫との2世帯住宅にする
などの活用方法がありますが、完全分離型なら将来的に賃貸住宅する方法も。
賃料を稼ぐことができれば、住宅のメンテナンス費用に当てることも可能になってきます。
賃貸住宅にすることを考えているなら、道路からのアプローチも別々にするのがおすすめです。
関連 【二世帯住宅のメリットは6つ】完全分離型のデメリットまで徹底解説

玄関共有の二世帯住宅は「固定資産税」に注意

二世帯住宅を建てると、次の4つの税金優遇を受けることができます。
横にスクロールできます⇒
税金 | 二世帯 | 単世帯 |
不動産取得税 | 控除額2400万円 | 控除額1200万円 |
固定資産税 | 土地の減税:400㎡ 建物の減税:200㎡ |
土地の減税:200㎡ 建物の減税:120㎡ |
住宅ローン控除 | 二世帯分 | 一世帯分 |
相続税 | 80%減額 | 減額なし |
ただ、すべての二世帯住宅が減税を受けられる訳ではなく、次の2つの条件を満たす必要があります。
- 構造上の独立:各世帯が壁やドアで遮断されている
- 利用上の独立:各世帯が専用の「玄関」・「キッチン」・「トイレ」を持つ
つまり、各世帯が独立して暮らせる分離型の二世帯住宅であることがポイント。
玄関が一緒の二世帯住宅では、固定資産税の軽減を受けることはできません。
二世帯住宅と認められる条件は各自治体によって少しずつ違っています。
玄関を一緒にすると建築費用は抑えられますが、税金は高くなってしまいます。
関連 【二世帯住宅の税金対策は5つ】玄関が一緒だと優遇されないって本当?

玄関だけ共有型二世帯住宅のおすすめ間取り

出典:二世帯住宅間取り
延床面積 | 45坪 |
部屋数 | 1階:2LDK 2階:3LDK |
玄関だけ共有にした二世帯住宅の間取りプラン。
両世帯にキッチンやお風呂があるので、生活リズムの違いを気にすることなく生活することが可能に。
水回りを上下階で揃えているので、音の響きを軽減することができます。
玄関・お風呂共有型二世帯住宅のおすすめ間取り

延床面積 | 50坪 |
部屋数 | 1階:1LDK 2階:2LDK |
玄関と浴室だけを共有した二世帯住宅の間取りプラン。
1階(親世帯)のLDKは、家族全員が集えるように広めに設定。
2階には「ウォークインクローゼット(4畳)」を設置するなど、子世帯の収納スペースも十分に確保した間取りとなっています。
玄関別(完全分離型)二世帯住宅のおすすめ間取り

出典:二世帯住宅間取り
延床面積 | 52坪 |
部屋数 | 1階:2LDK 2階:3LDK |
上下階で両世帯を分けた完全分離型二世帯住宅。
子世帯の玄関は1階に設置し、内階段で2階に上がる間取りとなっています。
1階リビングには和室を設けることで、20畳のLDKをさらに広く使うことが可能に。
寝室横にトイレを設置することで、将来の介護生活も便利。
- パントリー(3畳)
- ウォークインクローゼット(2畳)
など、収納スペースも十分に確保した間取りとなっています。
【まとめ】玄関1つ・2つの二世帯住宅の違い

二世帯住宅の玄関についてまとめます。
POINT
- 玄関を共有にすると、同居のストレスもなく建築費用を抑えることができる
- 玄関を別にすると、税金の優遇措置が受けられるようになる
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