「二世帯住宅を平屋にすると、どんな間取りになるの…」
「平屋の二世帯住宅って、どこに問題があるの…」
最近の二世帯住宅は、完全分離型が人気で、平屋で建てられる方も増えています。
ただ、平屋になると難しいのが「間取り」。
家が横に大きくなる分、「部屋をどのように配置すればいいか」悩む方が増えています。
平屋の二世帯住宅について、あなたに知って欲しいことは3つ。
POINT
- 二世帯住宅の平屋は、共有スペースの設置場所が大事
- 土地が狭い場合は、子世帯を二階建てにする方法がおすすめ
- 平屋にすると建築費用が高くなるので、補助金は欠かせない
おすすめの間取り図を載せるので、共有スペースがどこに配置されているのかをチェックしてみてください。

目次
【完全分離型】平屋二世帯住宅の間取り図
出典:北島建設設計事務所
完全分離型の平屋で、家の大きさは約60坪。
多くの靴や荷物が収納できる広々した玄関で、両方の世帯が出入りしやすいよう両開き戸になっているのがポイント。
子供部屋を親世帯に近くすることで、完全分離型でも育児協力しやすくなっています。
完全分離型二世帯住宅のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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キッチンや浴室だけでなく、すべての設備が各世帯専用にあるのが「完全分離型」。
共用部分がないので、お互いに気兼ねなく同じ屋根の下で暮らすことが可能。
ただ、建築費用は最も高く、二軒分の家を建てるのと同じコストがかかってきます。
関連 【二世帯住宅のメリットは6つ】完全分離型のデメリットまで徹底解説
【完全同居型】平屋二世帯住宅の間取り図
出典:平屋間取り
約40坪の完全同居型で、5LDKの間取りになっています。
親世帯と子世帯の間に「LDK」を配置することで、プライベート空間の距離を保っているのがポイント。
完全同居型ですが、トイレだけは2つ設置。
水回りを親世帯の寝室に近くすることで、将来的な介護をしやすくしています。
完全同居型二世帯住宅のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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キッチンやお風呂など、すべての設備を親子2世帯で共有するのが「完全同居型」。
完全同居型にすると、建築費用を抑えられるのが最大のメリット。
ただ、嫁姑問題などのストレスを抱えやすく、失敗や後悔する人も数多くいます。
関連 【二世帯住宅の失敗例12選】後悔しないために考えるべきポイント
【左右分離型】平屋二世帯住宅の間取り図
出典:間取りデータバンク
部分共有型の平屋で、約54坪の間取り図です。
親世帯と子世帯が玄関部分で繋がっているので、お互いに顔を合わせることが少なく、プライバシーを確保しやすくなっています。
リビング横に和室があることで、「世帯ごとのゾーン分け」ができ、一緒にいても距離感を保ってくつろぐことが可能です。
関連 【計画例紹介】ゾーニングする上で欠かせない建築設計のポイント
部分共有型二世帯住宅のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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玄関や浴室など、どこかを部分的に共用していて、完全に分かれていないのが「部分共用型」。
二世帯住宅で一番多いのが「部分共有型」で、
- プライベート空間を確保しやすい
- コミュニケーションも取れ、生活も協力しやすい
など、バランスの取れた生活を送ることができます。
ただ、「どこまでを共有スペースにするのか」を、じっくり打ち合わせすることが欠かせません。
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【平屋と二階建ての横並び】二世帯住宅の間取り図
出典:amuse estate
完全分離型の二世帯住宅ですが、お互いの家を渡り廊下で行き来できるようにしています。
将来的には、平屋部分を賃貸住宅として貸し出すことも可能です。
「平屋と二階建て」二世帯住宅のメリット・デメリット
両世帯を平屋にすると、大きな土地が必要になってきますが、
- 少ないスペースで済む親世帯を平屋
- 多くのスペースが必要な子世帯を2階建て
にすれば、建築コストも少なくてすみます。
大きな平屋になると、内部の日当たりが悪くなりがち。
ただ、平屋と二階建ての配置を工夫することで、採光や風通しもよくなります。
完全分離型の平屋にする場合は、両世帯の行き来をどのように確保するのかが大切になってきます。
関連 【二世帯住宅のメリットは6つ】完全分離型のデメリットまで徹底解説

二世帯住宅を平屋にする4つのメリット

二世帯住宅を平屋建てる方が増えているのは、次の4つの理由からです。
- 生活音が気にならなくなる
- 階段スペースを有効活用できる
- バリアフリー化しやすく安心
- リフォームもしやすくなる
1 生活音が気にならなくなる
2階建ての二世帯住宅だと、音が1階に響きやすいデメリットがあります。
- お風呂やトイレなど、生活排水の音
- 小さな子供が走り回る音
は、2世帯住宅での主なトラブル原因。
平屋で水回りスペースを端に配置すれば、音に悩まされることも少なくなります。
2 階段スペースを有効活用できる
平屋にすると、階段スペースを作る必要がありません。
一般的な階段に必要な広さは5畳前後。
空いたスペース分は
- 家をコンパクトにし、建築費用を減らす
- リビングを広くしたり、書斎などの趣味の部屋にしたり
など、様々に有効活用することができます。
3 バリアフリー化しやすく安心
2世帯住宅を建てる方の多くが、親の老後を考えて同居を選んでいます。
高齢になるほど、少しの段差でつまづいたり、転倒したりとケガの原因に。
もともと階段のない平屋をバリアフリー設計すれば、親世帯も安心して老後を過ごすことができます。
4 リフォームもしやすくなる
二世帯住宅を建てると、
- 介護に合わせたバリアフリー化
- 空いた親世帯の賃貸住宅化
など、リフォームが必要な場面が多く出てきます。
平屋だと、2階建てのように工事の足場を組む必要がないので、リフォームしやすく、費用も安く済みますよ。
親世帯の過ごしやすさを考えると、平屋の二世帯住宅は魅力的です。
関連 【平屋のメリットは5つ】賃貸や新築で注意したい水害対策

平屋の二世帯住宅は価格に注意

二世帯住宅の平屋には、メリットだけでなくデメリットも数多くあります。
- 建築費用が高くなる
- 狭小の土地では難しい
- プライベート空間の確保が難しい
1 建築費用が高くなる
タイプ別二世帯住宅の相場 | |
完全同居型 | 2,000~3,000万円 |
部分共有型 | 3,000~4,000万円 |
完全分離型 | 3,800~4,300万円 |
二世帯住宅を建てるとなると、単世帯の一戸建てに比べ、より多く建築費用が必要です。
平屋にすると、2階建てよりも基礎や屋根が広くなるので、坪単価はさらに上昇。
価格が高くなる分、多額の住宅ローンを抱えることになりかねません。
関連 【坪単価とは】2階建てだと安い?計算方法や含まれるものの真実
補助金の活用がおすすめ
二世帯住宅には4つの補助金制度があり、簡単にまとめると次ようになります。
事業名 | 条件 | 補助金の上限 |
住宅グリーン化事業 | 新築木造 | 140万円 |
リフォーム推進事業 | 中古・リフォーム | 250万円 |
地域の住宅補助 | ー | 50万円前後 |
すまい給付金 | 年収 | 50万円 |
建築費用が高くなりがちな二世帯住宅で、補助金の活用は欠かせませんよ。
二世帯住宅の補助金は、中古購入やリフォームでももらえますが、条件が複雑なので注意してください。
2 狭小の土地では難しい
2世帯住宅を平屋にすると、かなり大きな土地が必要になってきます。
土地代が安い地域なら問題ありませんが、都市部だと平屋に適した土地を購入することは困難です。
日当たりや風通しも悪くなります
建築面積の大きい平屋は、家中心部の日当たりや風通しが悪くなりがち。
2世帯住宅だとさらに大きくなってしまうので、中庭や天窓を設けるなどの工夫が必要になってきます。
3 プライベート空間の確保が難しい
2階建てのように階で仕切ることできない平屋は、プライベート空間を確保しずらいデメリットがあります。
特に二世帯住宅は生活のストレスが多くなるので、
- どこまで共有スペースにするのか?
- 共有スペースをどこに配置するのか?
- 寝室などのプライベート空間を、どうやって区切るのか?
など、間取りの工夫が欠かせません。
完全分離型の平屋は魅力的ですが、実際には部分共有型が一番多くなっています。
関連 【二世帯住宅の価格は3566万円】積水ハウスやタマホームならどれくらい?
【まとめ】二世帯住宅平屋の間取り実例集

平屋の二世帯住宅についてまとめます。
POINT
- 二世帯住宅の平屋は、共有スペースの設置場所がポイント
- 土地が狭い場合は、子世帯を二階建てにする方法がおすすめ
- 平屋にすると建築費用が高くなるので、補助金の利用は欠かせない
注文住宅の価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、300万円以上の値引きをされることも…。
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あなたに合った理想の2世帯住宅を手に入れる方法

二世帯住宅は本当に魅力的な家の形ですが、デメリットも多く失敗しがち。
失敗しやすい二世帯住宅を成功に導く一番のコツは
設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
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実際に、積水ハウスさんからこんなステキな間取りをいただいています。

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