「中庭を取り入れた平屋だと、どんな間取りになるの…」
「中庭はデメリット多いって聞いたけど、本当なの…」
最近は、中庭を取り入れた平屋を建てる方が増えています。
中庭があるだけで、間取りも魅力的になり、オシャレな平屋を建てられると評判です。
中庭のある平屋について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 中庭の間取りは、3つのパターンから考える
- 防犯リスクや、屋根付きの中庭には注意が必要
- 中庭にはウッドデッキの施工がおすすめ
ただ、実際に中庭を取り入れて失敗や後悔している方が多いの事実…。
魅力的に思える中庭のメリット・デメリットに迫っていくことにします。

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中庭とは

中庭とは、1つの建物の中に取り込まれて設けられた、屋外にある庭的な空間のこと。
地中海沿岸の国々など、乾燥した地域では中庭を設けるのが一般的。
- 京都に町家に見られる「坪庭」
- スペイン様式の庭園「パティオ(パセオ)」
も中庭の1つの形だと言えます。

中庭を平屋の間取りに取り入れる3つのメリット

平屋で中庭をつくる具体的なメリットは3つです。
- 明るさや風通しが確保できる
- 庭がプライベート空間になる
- 子供の安全な遊び場所にも
1 明るさや風通しが確保できる
平屋のデメリットは、家中央部の日当たりや風通しが悪くなること。
大きな平屋になればなるほど、「部屋や廊下がいつでも薄暗い」なんてことも…。
中庭があることで、どの部屋にも太陽の光が差し込み、明るい室内環境に。
周りの視線を気にすることなく窓を開放できるので、風通しを確保するのにも役立ちます。
都市部ほどおすすめ
住宅密集地に建つ平屋ほど、周りの環境を受けやすくなります。
後で高いマンションが建ってしまい、急に日当たりが悪くなるなんてことも…。
中庭は周りの影響を受けにくいので、都市部に平屋を建てる方にほど中庭が人気です。
2 庭がプライベート空間になる
中庭は隣近所に見られることのない「プライベート空間」。
家族や友人しか出入りできないので、
- バーベキューやホームパーティーを楽しんだり
- 緑を楽しみながら、ゆったり過ごしたり
- 洗濯物を気兼ねなく干したり
など、様々な場面で活用することができます。
3 子供の安全な遊び場所にも
普通のお庭だと、目を離したすきに道路に出てしまい、交通事故に巻き込まれる危険性も…。
中庭があると安全に遊ばせられるので、安心して子育てをすることができますよ。
中庭を取り入れることで、家族の憩いの場所として活用することができます。
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中庭のある平屋は「屋根」や「防犯」のデメリットに注意

魅力的な中庭ですが、デメリットも多いので注意が必要です。
- 建築費用が多くかかる
- 気密性・断熱性が落ちる
- 中庭のお手入れが大変
- 防犯上のリスクも高まる
- 屋根付きの中庭は固定資産税に注意
1 建築費用が多くかかる
中庭を取り入れようとすると、どうしても家の形を工夫する必要が出てきます。
複雑な設計になるほど、材料費や人件費が多くかかってしまうので、予算オーバーには注意してください。
大きな土地も必要です
中庭を取り入れるには、それだけ大きな敷地も必要になります。
田舎など土地の安い地域であれば問題ありませんが、地価の高い都市部では土地の取得自体も難しいのが現状です。
関連 【平屋の価格は500万円から】小さい家からタマホームの新築まで徹底調査
2 気密性・断熱性が落ちる
中庭があると窓の数が多くなるので、気密性・断熱性が落ちてしまいます。
エアコンや暖房の効きが悪くなり、光熱費がとても高くなる事態にもなりかねません。
中庭と同時に、断熱性に優れた「樹脂サッシのトリプルガラス」などの住宅設備を導入する必要があります。
3 台風や梅雨時は、お手入れが大変
中庭を魅力的な空間に保つには、日頃からのお手入れが必要。
掃除だけでなく、
- 植物を植える分、虫が発生しやすくなる
- 梅雨どきには水たまりができ、湿気に悩まされる
などのデメリットも。
「ロの字型」で中庭を囲ってしまうと、特に水が溜まりやすくなるので、排水設備も重要になってきます。
メンテナンス費用も注意
外の環境にさらされる中庭は、定期的なメンテナンスも欠かせません。
- 外壁の塗装
- 排水設備の点検
など、専門業者によるメンテナンス費用は思った以上に高額になる可能性もあります。
4 防犯上のリスクも高まる
中庭を取り入れると平面的に広い平屋になり、死角も多くなることに。
- 強化ガラス
- センサーライト
- 2ロック式のドア
など、防犯上の設備にも気を配る必要があります。
動線も長くなってしまいます
家の間取りが複雑になる中庭は、部屋から部屋への移動に時間がかかることも。
中庭を通って移動するにしても、わざわざ靴の履き替えをしなくてはならず大変。
老後などのバリアフリーを考えれば、中庭のない小さい平屋もおすすめです。
関連 【平屋で老後の小さな家を実現した間取り集】20・25・30坪のおすすめを紹介
5 屋根付きの中庭は固定資産税に注意
中庭自体は家の外になるので、普通のお庭と同じ扱い。
ただ、中庭を屋根で覆ってしまうと床面積に入ってしまい、固定資産税がかかってくることになります。
建築費用だけでなく、将来的なメンテナンスコストにも注意が必要です。

中庭のある平屋のおすすめ間取り図

中庭のある平屋の間取り図は大きく3つの形に分かれます。
- コの字型
- ロの字型
- L字型
1 ロの字型平屋
出典:feve casa
ロの字型の平屋にすると、完全にプライベートな中庭が完成。
ただ、完全に囲まれてしまうため、
- 大きな敷地が必要になる
- 大雨や台風になると、中庭に水が溜まってしまう
- 光が届きにくく、薄暗い中庭になってしまう
などのデメリットもあります。
ロの字型平屋の間取り
出典:セイコーハウジング
キッチン・ダイニングから家全体に目が届くように考えられた間取りになっています。
中庭が真ん中にあることで、建物内を1周できる動線ができ、移動もスムーズ。
すべての部屋から中庭を望むことができ、明るく開放的な暮らしが可能になっています。
関連 【平屋30坪以上のおすすめ間取り集】南玄関や外観のポイントは?
2 コの字型平屋
出典:SUMIKA
コの字型の平屋だと、完全に庭を取り囲む形にはなりません。
ただ、ロの字型よりも広々とした中庭をつくることができ、適度に周りからの視線を遮ることも可能です。
コの字型平屋間取り(32坪、3LDK)
出典:すまいポート21
コの字型の平屋なら、日当たりのいい南側に中庭を作るのがおすすめ。
中庭からの光を各部屋に取り組むことができ、いつでも明るい室内に。
上の間取り図のように、中庭の前に壁や仕切りを入れることで、
- 周囲からの視線を遮ることができる
- 安心して子供達を遊ばせられる
- 外を気にせず窓を開けられ、新鮮な空気を取り込める
などのメリットがもたらされます。
関連 【平屋30坪以上のおすすめ間取り集】南玄関や外観のポイントは?
3 L字型の平屋
出典:homify
L字型にすると、閉じられた空間にはなりませんが、1番広い中庭をつくることができます。
L字型なら小さい平屋でも中庭が可能で、建築費用もお得。
L字型の平屋の間取り(25坪、2LDK)
出典:住友林業の家
居住スペースすべてが中庭に接するだけでなく、ほどよい距離感も保っているのが特徴。
東南に中庭を設けることで、風通しも非常によくなっています。
関連 【平屋25坪のおすすめ間取り集】3LDKや南玄関の外観ポイントとは?

中庭にウッドデッキがあるとバーベキューを楽しめる

中庭を活用する方法の1つがウッドデッキ。
ウッドデッキがあることで、
- ガーデンパーティーやバーベキューを楽しんだり
- 緑を楽しみながら、ゆったり過ごしたり
- 子供の遊び場や、洗濯物干しスペース
と様々に活躍してくれます。
ウッドデッキのデメリットは2つ
魅力的に思えるウッドデッキですが、デメリットにも注意が必要です。
① メンテナンスが必要
外にあるウッドデッキは、常に
- 直射日光
- 風雨
にさらされ、思った以上に早く劣化するモノ。
特に天然木のウッドデッキの場合、メンテナンスをしないと数年で木が朽ち始めてしまいます。
② 日々のお手入れも大変
外にあるウッドデッキは、
- 砂や土を掃き出したり
- 鳥のフンを除去したり
など、日々のお手入れも大変。
掃除を怠ってしまうと、せっかくのウッドデッキが、ただの薄汚れたスペースになってしまいます。
中庭にウッドデッキのある間取り
出典:けいぶろぐ
ロの字型に囲まれた中庭にウッドデッキを作れば、外からの刺激をシャットアウトでき、ゆっくりとくつろげます。
中庭にシンボルツリーとして樹木を植えると、さらに魅力的な空間になりますよ。
メンテナンスを考えれば、天然木より樹脂製のウッドデッキの方がの方がおススメです。
平屋住宅の中庭設計のまとめ

中庭のある平屋についてまとめます。
POINT
- 中庭の間取りは3パターンから考える
- 防犯リスクや、屋根付きの中庭には注意が必要
- 中庭にはウッドデッキの施工がおすすめ
注文住宅の価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、300万円以上の値引きをされることも…。
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あなたに合った理想の平屋を手に入れる方法

平屋は本当に魅力的な家の形ですが、デメリットも多く失敗しがち。
失敗しやすい平屋を成功に導く一番のコツは
設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
思い悩み、家づくりがなかなか進まなかった私が頼ったのが「タウンライフ家づくり」。

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