「建売と注文住宅って、どこに違いがあるの…」
「建売住宅の方が寿命が短いって、本当なのかしら…」
新築一戸建てを購入する時に迷うのが、建売住宅を選ぶべきか、注文住宅を選ぶべきか。
お手頃な価格で手に入る「建売住宅」ですが、価格が安い分だけ、安心して住み続けられるのか心配になってきます。
注文住宅と建売について、あなたに伝えたいことは6つ。
POINT
- 注文住宅と建売では、1000万円以上の価格差がある
- 建売住宅の方が品質が低く、メンテナンス費用がかかる
- 注文住宅は「間取り」、建売は「日当たり」に後悔する人が多い。
- 注文住宅なら「スウェーデンハウス」、建売なら「ポラス」が人気№1
- ローコストな注文住宅だと、建売とほとんど変わらない
- フリープランの建売住宅はトラブルが多い
建売住宅を選ぶと欠陥や施工ミスが多く、すぐに住めなくなるなんて声も…
住宅メーカーが教えない、建売と注文住宅の真実に迫っていくことにします。

目次
建売(分譲)住宅とは

建売住宅とは、土地と住宅をセットで販売する新築分譲住宅のこと。
販売形式としては
- 住宅が完成して販売するケース
- 建築中の段階で販売するケース
の2つがあります。
ある程度大きな土地をいくつかの区画に分けて、同じ仕様の住宅を建てることが一般的。
10棟以下の小規模分譲地から、ニュータウンと呼ばれるような100棟を超えるような大規模な分譲地まで様々です。
関連 【分譲地のメリット・デメリット】トラブルと場所選びに注意
建売住宅のメリットは「土地が手に入る」

建売住宅を購入すれば土地も一緒に手に入るので、土地探しをする手間が省けます。
ハウスメーカーが土地探しから関わっているので、条件のいい土地に建っていることがほとんど。
大きな分譲地になれば、景観などの街づくりまで手がけた上で販売されることもあります。
建売住宅のデメリットは「間取りが決められている」

建売住宅は、間取りや外観・設備まで決められた状態であることがほとんど。
売りやすさを考えて、誰にでも当てはまるような間取りになっています。
注文住宅のように
- 家事がしやすいように動線を工夫したい
- 収納スペースを大きく取りたい
- 書斎や趣味の部屋を作りたい
- コンセントやスイッチがもっと欲しい
など、家庭の事情に合わせて間取りを工夫することはできません。
注文住宅の間取りが気に入らない人も…
間取りを工夫することができる注文住宅ですが、自分で考えた間取りに後悔する人も…。
建物住宅は実物を見てから買うことができるので、間取りで大きく失敗することはありません。
建売住宅を選べば、土地や間取りに悩むことがなくなり、スムーズに家づくりを進めることができます。

注文住宅と建売住宅の予算相場

住宅金融支援機構の調査で分かった、建売と注文住宅の相場は次の通り。
注文住宅 | 建売住宅 | |
住宅面積 | 128.2㎡ | 101.5㎡ |
敷地面積 | 249.1㎡ | 128.7㎡ |
建築費+土地代 | 4651万円 | 3337万円 |
注文住宅と建売の差額は「1314万円」
お金が考えると、注文住宅と建売では1000万円以上の開きがあることが分かります。
注文住宅の方が
- より大きな土地に住んでいる
- より大きな家を建てている
- よりお金をかけている
と言えますね。
建売住宅でも諸費用はかかります
建売住宅の価格にはすべての費用が含まれているように感じてしまいますが、間違い。
建売住宅でも、購入価格の5~10%ぐらいの諸費用がかかるのが一般的。
諸費用は様々ありますが、代表的なモノは次の通り。
建売住宅の諸費用(目安) | |
印紙代 | 1万円 |
登記費用 | 50万円 |
固定資産税清算金 | 10万円 |
住宅ローン手数料 | 5万円 |
住宅ローン保証料 | 50万円 |
仲介手数料 | 100万円 |
火災保険 | 20~30万円 |
3000万円の建売住宅であれば、150~300万円ほどの諸経費がかかってくることになります。
関連 【建売住宅は値引きなし?】成功する交渉のタイミングは3つ

建売や注文住宅で後悔しやすいポイント

建てた方の感想を聞いてみると、建売住宅に後悔している方が多いのが現実。
建売住宅の主な失敗例は次の3つです。
注文住宅の失敗や後悔した点
注文住宅では、「間取り」や「予算」についての後悔や失敗が多くなっています。
全然モノが片付きません

部屋を広くするために、仕方がなく収納スペースを削ることに。
ただ、実際に生活するとやっぱり足らず、部屋にいつでもモノがあふれかえっている状態。
これから子供が成長するともっとモノが増えてくると思うので、今から頭を悩ませています。
当初の見積もりから1000万円もオーバー

最初出してもらった見積もりが2500万円。
ただ、打ち合わせをしていくと、こだわりたいことがいっぱい出てきてしまって、最終的な建築費用は3500万円に。
せっかくのマイホームだからと考え、結局3500万円のまま建築することにしたんですが、住宅ローンの返済が大変。泣きそうです。
関連 【ブログで判明】注文住宅で大失敗・後悔したことで絶対に知るべき23の事例
建売住宅の失敗や後悔した点
建売住宅では、「日当たり」や「作り」についての後悔や失敗が多くなっています。
日当たりで後悔しています

南向きの建売住宅を買ったんですが、実際に住んでみると思った以上に日が当たりません。
一番の原因は、すぐ東側にある同じ建売住宅。隣との間も狭いし、周りを家で囲まれているのも日当たりを悪くしています。
お隣の建売住宅とまったく同じ値段なのに、こんな日当たりが違うなんて…。納得がいきません。
似たような外観ばかりで恥ずかしいです

大規模区画の建売住宅を買ったんですが、全部同じメーカーの家だからどれも似たようなデザインばかり。
どこにでもあるような個性がない家がズラーって並ぶのは、正直言って恥ずかしいです。
注文住宅と比較してしまうと、建売住宅が安っぽく感じてしまう方が多くなっています。
関連 【建売住宅の後悔・失敗例12選】日当たりは?安っぽいから恥ずかしい?
建売と注文住宅の寿命や品質の違いは?

建物の寿命は、構造によって大きく違ってきます。
鉄筋コンクリート構造 | 40~90年 |
木造住宅 | 30~80年 |
鉄骨構造 | 30~60年 |
木造住宅の寿命に30~80年と大きな幅があるのは、品質によって寿命が大きく左右されるから。
注文住宅より建売住宅の方が品質が劣る場合が多いので、寿命も短いと言えます。
建売住宅の品質(資産価値)が低い理由
建売住宅を販売するのは、主に大手パワービルダー。
パワービルダーとは…
初めて家を買う人たちをターゲットに、床面積30坪ほどの土地付き一戸建住宅を2000~4000万円の価格帯で分譲する建売住宅会社。
パワービルダーが建売住宅を安く提供できるのは、大量生産によって
- 材料費
- 人件費
を極力抑えているから。
人件費を削減するために、建売住宅は工期も短いのが特徴。
- 建売住宅:2か月
- 注文住宅:4か月
職人たちが大急ぎでバタバタと造り上げているので、施工ミスや欠陥も多発。
工事をチェックすべき現場監督も、大量生産される建売住宅に追われ、管理しきれないのが実情です。
10年後のメンテナンス費用に注意
最初に大きなメンテナンスが必要になってくるのが10年後。
必要最低限のメンテナンスだけで、次のような費用がかかってきます。
必要最低限のメンテナンス | |
床下の防蟻処理 | 15~30万円 |
外壁の塗り替え | 100~150万円 |
サッシのコーティング | 20~30万円 |
屋根の塗装 | 50~70万円 |
建売住宅は価格が安い分、安価な建築材を使用している場合がほとんど。
外壁のメンテナンスだけ考えても
- サイディング:10年ごとに100~200万円
- タイル:10年ごとに50万円
と、建築材によって大きな値段の違いが生まれます。
安すぎる建売住宅を選ぶと、住んでからのランニングコストが頭を悩ませることになります。
関連 建売住宅の寿命は?デメリットは10年後のメンテナンス費用

建売や注文住宅のハウスメーカーランキング

建売と注文住宅では、人気の住宅メーカーにも大きな違いがあります。
建売住宅のパワービルダーランキング
パワービルダーでは、「ポラス」が圧倒的人気を誇っています。
1位 | ポラス |
2位 | 東栄住宅 |
3位 | 飯田産業 |
関連 【2019年】建売住宅おすすめランキング!パワービルダーやハウスメーカーの満足度は?
注文住宅の大手ハウスメーカーランキング
注文住宅だと、大手ハウスメーカーで建てられた方の満足度が高い傾向にあります。
1位 | スウェーデンハウス |
2位 | ヘーベルハウス |
3位 | 積水ハウス |
4位 | 住友林業 |
5位 | 三井ホーム |
6位 | パナソニックホームズ |
7位 | セキスイハイム |
8位 | 大和ハウス |
9位 | ミサワホーム |
10位 | トヨタホーム |
関連 【2019年】ハウスメーカー「注文住宅」ランキング!建てて良かったのはどこ?

ローコストな注文住宅だと建売みたいになることも

注文住宅だからといって、必ずしも建売住宅より品質が優れているわけではありません。
最近流行りのローコスト住宅だと、建売住宅みたいな見た目になることもしばしば。
特に1000万円以下で建つのは注文住宅ではなく「規格住宅」。
規格住宅とは…
ハウスメーカーや工務店が事前に用意した一定のパターンで建てる住宅のこと。同じ資材を大量生産することで建築コストを大幅に削減し、超ローコスト化を実現しています。
規格住宅は「注文住宅なのにダサい」の声も
規格住宅の場合、
- 内装や設備
- 間取りや外観デザイン
などが事前に用意されていて、基本的に変更不可能。
変更しようとすると多額の費用が必要になり、思うような間取りや住宅設備を実現することが難しくなっています。
規格住宅になると、建売住宅との違いはほとんどありません。
関連 【ローコスト住宅の後悔・失敗9選】ブログから分かる住んでみての実態

建築前に変更や注文できる建売住宅の注意点

最近の建売だと、建てる前に売り出すケースも多くあり、なかには「フリープラン(自由設計)」と呼ばれるモノまで。
ただ、「フリープラン」の建売はトラブルになることが多く、特に注意が必要です。
変更できるのはキッチン?壁紙?
「フリープラン」と聞くと注文住宅のように感じてしまいますが、実態はかなり違います。
「フリープラン」に決まりはなく、
- 間取りまで変更できるフリープラン
- 壁紙しか選べないフリープラン
- キッチンなど住宅設備を変更できるフリープラン
など、不動産会社によって様々。
しかも、要望を叶えようとするとオプション扱いになり、多額の追加費用を請求されることも…。
たとえ間取りを変更できたとしても、あらかじめ仕様が決められているので、自由設計とは程遠いのが現実です。
「どこからどこまでがフリープランなのか」をしっかり確認して購入することが大切です。
関連 【建売住宅購入から契約時の注意点】こんな建売住宅は買うな
【まとめ】建売(分譲)住宅と注文住宅の違いを比較

建売と注文住宅の違いをまとめます。
POINT
- 注文住宅と建売では、1000万円以上の価格差がある
- 建売住宅の方が品質が低く、メンテナンス費用がかかる
- 注文住宅は「間取り」、建売は「日当たり」に後悔する人が多い。
- 注文住宅なら「スウェーデンハウス」、建売なら「ポラス」が人気№1
- ローコストな注文住宅だと、建売とほとんど変わらない
- フリープランの建売住宅はトラブルが多い
注文住宅の価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、300万円以上の値引きをされることも…。
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注文住宅を建てると生活が快適になりますが、デメリットも多く失敗しがち。
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設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
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