「海外で”ローグワンは最高傑作”って言われてるけど、どうしてなの…」
「2chだと“つまらない”って評価だけど、どっちが本当なのかしら…」
『スターウォーズ史上最高傑作』と名高い映画が「ローグワン」。
実際、上映開始から2ヶ月での興行収入は45億円を突破し、300万人を超える動員数を記録しています。
「ローグワン」について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- スピンオフ映画で、「ジェダイの騎士」は出てこない
- 前半のストーリーはつまらないが、後半は最高傑作
- ローグ・ワンには、人生を考えさせる深い意味がある
ただ、実際に「ローグワン」を観た方の声を聞くと、「つまらない」なんて気になる口コミも…。
公式サイトでは分からない、「ローグワン」の真実に迫っていくことにします。

「ローグ・ワン」ってあまり聞き慣れない言葉だけど、どんな意味があるのかしら?
クリックできる目次
映画「スターウォーズ・ローグワン」とは
初めて描かれるキャラクターによって、今までにない新たな世界を描いたスピンオフ映画が「ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー」。
ローグワンの舞台となるのは、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の直前で、ジェダイが滅んだ後の世界。
- 帝国軍の究極兵器デススターの誕生
- デススターの開発を阻もうとする反乱軍の闘い
を中心に、名もなき戦士達『ローグ・ワン』の命を懸けた誇り高き戦いを描いています。
「ローグ・ワン(Rogue One)」の意味

タイトルを見て一番に気になるのは「ローグ・ワン(Rogue One)」の由来じゃないでしょうか?
辞書で調べると、「ローグ」(rogue)には下のような意味があります。
- 人をだます
- ならず者、ごろつき、悪党、不良、詐欺師
- はぐれ者、群れからはぐれた生き物
- 孤立して自分勝手に行動すること
これまでのスターウォーズは、「ジェダイの騎士」と「ダークサイドの戦士」との死闘を一環して描いてきました。
ただ、今作の主人公はどれも「ならず者」。
ならず者の反逆者たちが、「ローグ・ワン」と名付けられたの一つチームになり、反乱軍と戦うこと決意する物語になっています。
ローグワンの基本情報
映画名 | ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
販売元 | ウォルト・ディズニー |
発売日 | 2017年4月28日 |
時間 | 2時間14分 |
出演 | フェリシティ・ジョーンズ など |

ローグワンの登場人物とストーリー

ローグワンの主要キャストは次の通りです。
ジン・アーソ | フェリシティ・ジョーンズ/渋谷はるか |
キャシアン・アンドー | ディエゴ・ルナ/加瀬康之 |
オーソン・クレニック | ベン・メンデルソーン/三上哲 |
チアルート・イムウェ | ドニー・イェン/根本泰彦 |
ベイズ・マルバス | チアン・ウェン/北川勝博 |
ソウ・ゲレラ | フォレスト・ウィテカー/立木文彦 |
ゲイレン・アーソ | マッツ・ミケルセン/田中正彦 |
K-2SO | アラン・テュディック/野中秀哲 |
ボーディー・ルック | リズ・アーメッド/桐本拓哉 |
ダース・ベイダー | ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)/楠大典 |
ジン・アーソ

有名科学者ゲイレン・アーソの娘。
幼い頃に家族と離れ離れになり、犯罪を犯しながら「女性戦士」として一人で生きていくことに。
反乱同盟軍に捕まり、減刑を条件に「デススター設計図の強奪」という特別任務が与えられる。
キャシアン・アンドー

反乱同盟軍の将校で諜報部員。
現実主義者で冷静沈着な性格だが、「ジン・アーソ」と行動を共にすることで変わっていく。
メンバーの1人であるドロイド「K-2SO」とは、強い絆で結ばれている。
チアルート・イムウエ

衛星ジェダ出身のスピリチュアルな僧侶。
盲目のため瞳では何も見ることはできないが、滑らかな動きから繰り出す攻撃力で敵を一網打尽に。
滅びてしまったジェダイの思想とフォースを常に信じている。
ベイズ・マルバス

赤い甲冑を身に着け、巨大な”ブラスター銃”で敵と戦う戦士。
同じ衛星ジェダ出身の「チアルート」の親友で、彼のためなら命をはって敵と戦う。
ボーディー・ルック

元々は帝国軍に所属するパイロットだったが、帝国軍のやり方に疑問を感じ、反乱軍のメンバーに。
短気な性格だが、”操縦かん”を握ると頼もしいヒーローに様変わりする。
K-2SO

ジンと行動を共にする警備用ドロイド。
元々は帝国軍のドロイドだったが、キャシアンがプログラムを消去し、反乱同盟軍用に再プログラム。
自信家で独り言の多いユニークなドロイドだが、過去に「ある罪」を犯している。
ゲイレン・アーソ

「ジン・アーソ」の父親であり、優秀な科学者。
帝国軍にも反乱軍にも追われていたせいで、幼い頃に「ジン・アーソ」と離れ離れになってしまう。
オーソン・クレニック

帝国軍の幹部将校で、真っ白な軍服がトレードマーク。
黒のトルーパー「デス・トルーパー」を率いて、反乱軍の殲滅に奔走することに。
残酷な性格で野心が強く、ダースベイダーのことをライバル視している。
ソウ・ゲレラ

反乱軍の戦士で、少女だった「ジン・アーソ」の育ての親。
帝国軍を倒すために手段を選ばない戦いぶりを繰り広げていて、反乱軍の指導者からも煙たがられている。
ダース・ベイダー

帝国軍の司令官であり、銀河皇帝「パルパティーン」の右腕。
銀河宇宙に名前をとどろかせるシスの暗黒卿であり、ローグワンでは残忍な姿を垣間見せる。
スターウォーズの順番と時系列

「スターウォーズシリーズ」は、公開された順番と時系列が違うので分かりにくくいのが1つの問題点。
時系列で「スターウォーズシリーズ」を並び替えると、次のようになります。
- エピソード1/ファントム・メナス(1999年)
- エピソード2/クローンの攻撃(2002年)
- エピソード3/シスの復讐(2005年)
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- エピソード4/新たなる希望(1977年)
- エピソード5/帝国の逆襲(1980年)
- エピソード6/ジェダイの帰還(1983年)
- エピソード7/フォースの覚醒(2015年)
- エピソード8/最後のジェダイ(2017年)
- エピソード9/スカイウォーカーの夜明け(2019年)
つまり、「エピソード4」(一番最初に公開されたスターウォーズ)の直前を描く映画が『ローグワン』です。
【ネタバレ有り】ローグワンのあらすじ

シリーズ1作目「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の冒頭で、レイア姫は帝国軍の究極兵器“デス・スター”の設計図をアンドロイド”R2-D2”に託す。
レイア姫は、どのようにして帝国軍の極秘情報を入手することができたのか?
その裏には、名もなき戦士たち「ローグ・ワン」の決死のミッションが存在したのだった。
以下は「ネタバレ」を含むので、読みたい方だけクリックしてください。

ローグワンの主人公「ジン・アーソ」の少女時代から物語はスタートする。
昔、平和を維持していたジェダイは滅び、宇宙は帝国軍の力で覆われようとしていた。
「ジン・アーソ」は、片田舎の星で両親と静かに暮らしていたが、そんな家族の元に帝国軍がやってくる。
帝国軍は、優秀な科学者であるジンの父「ゲイレン・アーソ」を、『デス・スター』の開発に協力させたかったのだ。

父「ゲイレン・アーソ」は拉致され、「ジン・アーソ」の目の前で母親は殺害されてしまう。
時は過ぎ、命からがら生き延びた「ジン・アーソ」は、身分を偽りながら犯罪行為を繰り返し、孤独ながらも一人で強く生き抜いていた。
そんな彼女に反乱軍が接触してくる。
彼女の父親「ゲイレン・アーソ」が、帝国軍で極秘に開発中の恐ろしい兵器「デス・スター」の設計に携わっているという情報を入手したからだった。
守るべき家族のいない「ジン・アーソ」にとって、帝国軍も反乱軍も興味はなかったが、「自由の身にする」という約束のため、反乱軍に協力する。
実は、娘の命を守るため強制的に破壊兵器『デス・スター』の開発に協力させられていた父の「ゲイレン・アーソ」は、だれにもばれないようにデススターに急所を仕込んでいたのだ。
『デス・スター』の情報を追い求めるうちに、「ジン・アーソ」はとうとう父「ゲイレン・アーソ」に再会する。
しかし、再会もむなしく父は帝国軍の刃に倒れてしまう、娘に「デス・スター」の情報と全ての真実を残して…。

死んだ父の隠れた工作活動を実らせるためには、帝国軍の本丸に乗り込み『デス・スター』の設計図を奪取する必要があった。
反乱軍の基地に戻った「ジン・アーソ」は、『デス・スター』の設計図奪取計画を提案するが、誰からも信用してもらえない。
中には、帝国軍の脅威を知り降伏を提案する者まで現れる。
しかし、ジン・アーソと旅をしてきた仲間達と、命を懸ける覚悟のある有志の者で『ローグ・ワン』を結成。
自殺行為とも言える決死のミッションであったが、壮絶な戦いの末に、設計図のデータの入手に成功。
設計図のデータは反乱軍の元に無事届けられる。
設計図を取り返そうとするダースベイダーの襲撃を受けるものの、設計図のデータは無事レイア姫の元へ。
ただ、『ローグ・ワン』のメンバーは戦いの中で傷つき倒れ、最後は「デス・スター」のスーパーレーザーにより星ごと破壊され、全員命を落としてしまうのだった。
そして、物語はエピソード4『新たなる希望』へと引き継がれていく…。

「最高傑作」って声をよく聞くけど、海外ではどんな評価を受けているの?
海外での「ローグワン」の評価
海外の映画関係者も、「ローグワン」を高く評価しています。
ROGUE ONE had me from the opening to the very end. Incredible action mixed with a script fans are going to love. Going to make people happy.
— Steven Weintraub (@colliderfrosty) December 11, 2016
今までのスターウォーズには考えられない「アクション」と「脚本」に、ファンも気に入ること間違いなし。
Saw 28 minutes of #RogueOne. So far, so very good. Gritty as hell. K-2SO is hilarious. And the emotion is going to be strong with this one.
— Kevin Polowy (@djkevlar) December 3, 2016
感情が揺れ動されること間違いなし。新キャラクター「K-2SO」には笑えますよ。
We just saw 28 minutes of sneak peek footage of #RogueOne at Skywalker Ranch! Fans will find plenty that is familiar and fresh.
— IMDb (@IMDb) December 3, 2016
今までのスターウォーズにはない映像の数々に、ファンもビックリすること間違いなし。
Rogue One first impressions – very Star Wars and very un-Star Wars at the same time. Loved Jyn. Surprised by Cassian. No SW logo in intro.
— Scott Chitwood (@Red5Aggie) December 3, 2016
これぞスターウォーズだけど、今までのスターウォーズとは全く違う。

【ローグワンは最高傑作?つまらない?】評判・口コミを大公開
「ローグワン」はSNSでも評判を集めています。
名シーンの連続です(良い評判)
6月のSW🪐はこれまでの作品の名シーンを紹介します!【4日目】
✅SW ローグ・ワン
ゲイレン・アーソ
「私のスターダスト… 」#ローグワン#スターウォーズ pic.twitter.com/I1kHE4deJn— せいじ@きたくぶ with RR (@seiji_kitakubu) June 3, 2021
ラストシーンに鳥肌(良い評判)
ローグワンはスターウォーズシリーズの中でもかなり好き!あの終わり方が大正解!!
— 羊 (@e0m3uzeg4) June 5, 2021
結末を知っても見てしまう(良い評判)
ローグワンは結末とかわかっていても見てしまう。あのドラマティックな感じもいいですし、ラストシーンが切なくも美しいんですよね。
— ショーン・とるこマン (@turkish_cafe) May 31, 2021
スターウォーズの最高傑作(良い評判)
『スター・ウォーズ』EP7~9の失敗という話。私の中で最近のスターウォーズは
ローグワン 最高
ハン・ソロ 微妙
7 まぁまぁ
8 かなり良い
9 やらかした
マンダロリアン かなり良い
バッドバッチ 今のところかなり良い— 勝沼悠 (@katsunumayu) June 5, 2021
誰でも主役になれるスターウォーズ(良い評判)
1〜6の『スカイウォーカーの物語』な血統主義を離れてその先にもっと無限にスターウォーズの世界が広がっていくんじゃないかってそんなワクワクがあったんですよね。ラストシーンの子供がフォースに目覚める所とか。
ローグワンで名も無い(?)人々の活躍が描かれてたように誰もが主役になれる世界。— けろっぴー (@gweropida) June 5, 2021

2chだと「つまらない」の感想が多いらしいけど、どうしてなのかしら?
【2chで分かるローグ・ワンの評価】「なんj」ではどうなの?

実際に「ローグワン」を観た一般の人の声を聞くと、良い評価と悪い評価の両方が…。
”2ちゃんねる”まで含めて、両方の評価を徹底調査してみました。
ローグワンの低い評価
前半が退屈すぎる

前半があまりにも回りくどくて無駄に長い。
ストーリーに必要のない場面の連続なのでワクワクもしないし、前半1時間ぐらいはたっぷり寝ました。
後半は盛り上がっておもしろいけど、2時間映画にする必要はないかな。
ジェダイが出てきません

「スターウォーズ」が好きな理由は、自由と正義の守護者である「ジェダイ」の活躍が観られるから。
「ローグワン」にはジェダイが1人も出ないし、俳優陣も地味で、ハリソン・フォードのような存在感のあるキャラクターもなし。
最後にレイア姫が出てきますが、CGのせいでチープ感が凄かったです。
子供が楽しめません…

宇宙戦争なのに戦い方は原始的で、銃と手榴弾の戦闘シーンばかり。
最後には登場人物が全滅してしまうし、全然スターウォーズらしくありません。
子供と一緒に観ましたが、ストーリーの意味が分からず、つまらなそうにしていました。
ローグワンの高い評価
単純な映画ではありません

今までのスターウォーズは「善のフォースvs悪のシス」の単純な構図だけど、今作は全然違います。
今までは正義一辺倒だった反乱軍もえげつない工作活動や暗殺をしていて、現実世界を観ているような感覚に。
一人一人の人間に「善」と「悪」の両方があるから、今までのスターウォーズにはない深みが生まれています。
SF映画の傑作です

スピンオフにするにはもったいないほど、一本の映画として魅力と強さがある作品。
”スターウォーズ史”に刻まれるような英雄はいませんが、変わりに名もなき戦士たち命がけのバトルがあります。
一つの使命を果たすために、一人また一人と散っていく姿は感動の連続。
今まで「スターウォーズ」を知らず知識がなくても、登場人物の熱い思いに心を重ねて楽しめます。
陰で戦うもう一つのスターウォーズ

当初は互いの事が信じられず対立していたが登場人物たち。
ただ、行動を共にする中で信頼関係を築き、1つの希望に向かって突き進む姿に感動が作品の最大の見どころ。
しかも、今までのキラキラヒーローと違い、反乱軍のために汚い仕事をしてきた「ならず者」が主人公。
ただ、そんな「ならず者」の活躍がなければ、壮大なスターウォーズ物語がなかったんだと思うと、感慨深いものあります。
物事の光の部分ばかりに目が行きがちになりますが、「影の部分にも物語がある」ということをそんな事を考えさせられる映画です。
ローグワンを評価した人達は、ストーリーに引き込まれています。

どうして、こんなに「ローグ・ワン」のストーリーに引き込まれるのかしら?
「ローグ・ワン」の内容に対する感想

私が「ローグワン」を観て感じたことは、次の3つです。
- 「正義VS悪」なんて存在しない
- 生きる使命とは何か
- フォースは神か悪魔か
1 「正義VS悪」なんて存在しない

今まで スターウォーズは、「帝国軍=悪」・「反乱軍=正義」という単純な描かれてきました。
そして、悪を退治するのがヒーロー、つまりジェダイの役目。
子ども心に、ジェダイの活躍には胸が湧きたったのを今でも鮮明に覚えています。
しかし、ローグワンには「正義VS悪」の構造は存在しません。
反乱軍を中心に描かれていますが、主人公たちは全員がアウトロー。
- 主人公のジン・アーソ(女性)は裏社会に精通する無法者
- 彼女と行動を共にするキャシアン・アンドー(男性)は、暗殺者
- そして仲間たちも全員訳あり
反乱軍であろうが、帝国軍であろうが、誰もが自分たちの信じる正義のために手段を選びません。
つまり、このローグワンは「正義VS正義」・「光VS光」であり「悪VS悪・闇VS闇」なのです。
誰もがヒーローではありませんし、ヒーローにもなれません。
それは、現実世界も同じこと。
どんな人の中にも「闇」があり「悪」があり、逆に「光」があり「正義」があります。
何よりも最も大事なのは、正義を貫くためには力が必要だということ。
この映画に出てくるすべての人が力を必要としてます。
- 人を支配するため
- 仲間を助けるため
- 抵抗するため
- 逃れるため
目的は違いますが、どんな状況でも力がないと何もできません。
ジーン・アーソは言います
「どんな選択肢が私たちにあるって言うの?戦うべき時は今なの!」
戦うことは決して悪いことではないですし、戦うことを恐れてはいけません。
「戦う」ということは、「未来を掴む」ということでもあるのです。
2 生きる使命とは何か

残念ながら、本作に出てくる主な登場人物は全員死んでしまいます。
でも、当たり前ですよね。エピソード4には誰も出てこないんですから。
ある意味、「ローグワン」は死の物語。
最初に死ぬのはジン・アーソの母親。
母は愛する夫のために死に、その夫は愛する娘のために死にます。
- 友のため
- 仲間のため
- 組織のため
- 未来のため
死んでいく理由は様々です。
ただ、誰一人として無駄に死ぬことはありません。
全ての登場人物が「生きる使命」を果たして死んでいくのです。
ラストシーンで、キャシアンはジンに語りかけます。
「お父さんは君の事をきっと誇りに思っているよ、ジン」
生きる使命を果たしたからこそ、このセリフが胸に響きます。
振り返って、私たちの生きる使命は何なのでしょうか?何のために生きているのでしょうか?
生きるということは、使命を見つける旅なのかもしれません。
3 フォースは神か悪魔か

スターウォーズで一番大切な概念が「フォース」。
今までのスターウォーズを見て、「フォース」に憧れを持たなかった人はいないでしょう。
ジェダイのように「フォース」を扱う夢を見た人は私だけではないはず。
ただ、本作を見てフォースに対する印象が変わります。
なぜなら、人々がフォースと共に死んでいくから…。
「フォースは我と共にあり、 我はフォースと共にある」
人々はこのセリフを胸に刻んで戦いに出かけます(まるで、人々を奮い立たせる神の様ですね)。
一方で、このセリフを言いながら、大勢の人が死んでいきます(まるで、命を奪う悪魔のよう)。
神のようでもあり、悪魔のようでもあり、まるでフォースが一種の宗教のように感じます。
「目に見えないフォースために命を落としている」と言っても過言ではありません。
「たかが、フォースのためにどうして…」と思うかもしれません。
ただ、言葉で多くの人が亡くなるのは現実世界も同じ。
平和や自由のために、多くの人々が命を投げ出し、亡くなっているのです。
現実世界と交錯するような重厚なストーリーが「ローグワン」の特徴。一人一人の生き様に感動すること間違いなしです。
【まとめ】「ローグワン/スターウォーズ・ストーリー」は鳥肌評価

ローグワンの特徴をまとめます。
POINT
- スピンオフ映画で、「ジェダイの騎士」は出てこない
- 前半のストーリーはつまらないが、後半は最高傑作
- ローグ・ワンには、人生を考えさせる深い意味がある
必死に生きる人を観て、感動しない人はいないはず。
スターウォーズファンの人も、スターフォースファンでない人にも、ぜひ観て欲しい映画です!
『フォースは我と共にあり 我はフォースと共にある』
ローグワンが公開されて、ほぼ5年後にこのサイトに投稿している老SWファンですが、
コロナ感染による自粛生活の中で、エピソード1からエピソード9とスピンオフ作品
をじっくり再鑑賞しました。ちなみに全作品共に最低10回(映画館で3回+ビデオなどで7回とか)は鑑賞している、ある種狂信的な?ファンでもあります。
アニメ関係の映画は別にして、本編の9作+スピンオフ作品では、私はもっとも好きな
映画です。
ジョージ・ルーカスが一番最初に作り上げたエピソード4~6の作品には見られた、映画としての欠点というか、広く支持されなかった要素の中には、不要なキャラクターを作りすぎたこととか、CGの技術が確立されていない時代の特撮を多用した画像の数々についていけない映画ファンも多かったでしょう。
私もそれに近い映画ファンでした。しかし、このローグワンが世に出たことで、エピソード4~6が公開されて、後にエピソード1~3が製作された。それでも不自然さが残る
ストーリーでしたが、近年のエピソード7~9が製作される中で作られたローグワンは
エピソード7~9を見なくても十分にエピソード1~6までをしっかりつなげられた素晴らしい作品だと思っています。
登場人物に魅力がない等の批判は理解できますが、ジェダイやダースベーダーが主役でないストーリーを辛口で描いたから、難しかったストーリーのつなぎ役としての映画に
なったと理解しています。