「実際に平屋を建てたら、どれくらいの費用が必要なの…」
「小さい平屋なら、本当に1000万円で建てられるの…」
コンパクトな生活が送れると人気の平屋。
最近はローコスト住宅が人気で、1000万円以下の価格で売りに出させる平屋も多く見かけます。
平屋を新築する費用について、あなたに知って欲しいことは4つ
POINT
- 実際の建築費用は、価格の3割増しのお金が必要
- 一人暮らし用の小さな平屋でも、1000万円以上かかってくる
- 少しでも安く平屋を建てたいなら、ハウスメーカー選びが重要
- 勾配天井やロフトを設置すると、費用がさらに必要
はっきり言って、表示された価格をそのまま信じるのは危険。
価格の裏に隠された秘密に迫っていくことにします。

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一人暮らしの小さい平屋なら間取りは20坪で十分

平屋にすると階段や廊下スペースを削ることができ、2階建てよりも少ない坪数で建てられます。
平屋に必要な間取りの目安は次の通り。
坪数 | 家族の人数 | 部屋数 |
20坪 | 1~2人 | 1~2LDK |
25坪 | 2~3人 | 2~3LDK |
30坪 | 4~5人 | 3~4LDK |
平屋20坪の間取り(1LDK、北玄関)
出典:平屋間取り
20坪の平屋なら1LDKの間取りが最適。
夫婦2人でも問題なく暮らせ、バリアフリー設計の広々とした間取りが可能です。
関連 【20坪以下の平屋おすすめ間取り集】小屋裏があれば1LDKでも快適です
平屋25坪の間取り(3LDK、南玄関)
出典:平屋間取り
25坪のスペースがあると、余裕のある3LDKの間取りが可能になってきます。
子供が1人の家庭なら、25坪でも問題なく生活できます。
関連 【平屋25坪のおすすめ間取り集】3LDKや南玄関の外観ポイントとは?
平屋30坪の間取り(4LDK、南玄関)
出典:平屋間取り
30坪の平屋になると、4人家族でも十分に暮らせる間取りが実現します。
平屋にすると階段や廊下スペースが少なくなるので、4LDKの間取りにしても窮屈感がありません。
関連 【平屋30坪以上のおすすめ間取り集】南玄関や外観のポイントは?
一人暮らしの平屋なら15坪でも実現可能です。
>>>【無料】700万円以上の値引きと間取りプランを手に入れる方法

新築平屋800万円はあくまで「本体価格」、建築費用ではない
出典:ウッドスター/松浦工務店
20坪以下の小さい平屋なら、800万円台で売りに出されている商品も数多くあります。
ただ、表示されているのは「本体工事価格」に過ぎず、800万円だけで家が建つことは不可能。
実際に建築しようとすると、3つの費用が別に必要になってきます。
- 本体以外の建築工事費用
- 税金・住宅ローンの費用
- 家の工事以外の費用
1 本体以外の建築工事費
外構工事費 | 外構(フェンスや門扉、カーポートなど)や植栽工事などの費用 |
解体・伐採費 | 建てかえの場合など、今ある建物の解体や植栽伐採のための費用 |
建築確認申請手数料 | 建築計画が、建築基準法に合っているか審査してもらうための費用 |
引き込み工事 | 上下水道の引き込み工事や負担金、インタネットなどの引き込みにかかる費用 |
敷地測量費 | 敷地の境界など、測量にかかる費用 |
地盤調査費 | 適切な基礎工事をするための地盤調査するための費用 |
地盤改良工事費 | 軟弱地盤など、地盤の強度を高めるために地盤を改良する費用 |
設計・監理料 | 設計事務所に設計管理を依頼する費用 |
2 税金・住宅ローンの費用
印紙税 | 契約書を作成するのにかかる税金 |
登録免許税 | 土地や建物の登記にかかる税金 |
不動産取得税 | 土地や建物などの不動産を手にいれた場合にかかる税金。 |
登記手数料 | 登記を司法書士に頼んだ場合にかかる税金 |
融資手数料 | 住宅ローンの融資を受ける時に銀行に支払う事務手数料。金融機関によって額は違ってきます。 |
団体信用生命保険 | 住宅ローンを借りる人に対する生命保険。亡くなった場合、ローン残金は保険会社によって支払われます。 |
火災保険料 | 住宅火災に対する保険料。住宅ローンを受ける場合は必ず必要になってきます。 |
固定資産税 | 土地や建物などの固定資産にかかる市町村税。毎年1月1日に課されます。 |
都市計画税 | 市街化区域にある建物や土地にかかる市町村税 |
3 家の工事以外の費用
引っ越し費 | 引っ越しの運送費や仮住まいの家賃など |
式典費 | 地鎮祭や上棟式、祝儀などの費用 |
家具、備品費 | カーテンや新しく購入する家具などの費用 |
新築祝い | ご近所さんへの挨拶や、大工さんへのお茶菓子代など、新築祝いの費用 |
POINT
本体工事価格の2~3割程度の費用が別に必要。800万円の平屋でも、実際には1000万円近い費用になります。
関連 【坪単価とは】2階建てだと安い?計算方法や含まれるものの真実

30坪の平屋を建築すると総額はいくら?

平屋の価格はハウスメーカーによっても大きく左右されます。
30坪の平屋を建てるとなると、どれくらい費用に違いが出るのか比べてみることにします。
- タマホームの平屋30坪の総額
- 大手ハウスメーカーの平屋30坪の総額
1 タマホームの平屋30坪の総額は?
出典:スーモ
本体価格 | 1550万円 |
延床面積 | 96.26㎡(約30坪) |
坪単価 | 54万円 |
タマホームで建てた平屋30坪の本体価格は約1,500万円。
本体価格とは別に3割程度の費用が別にかかってくるので、総額で考えると
1500万×1.3=1950万円
上のタマホーム平屋30坪だと、2,000万円近い費用がかかっていると推測できます。
2 大手ハウスメーカーの平屋30坪の総額は?
より高品質な平屋を建てたいなら、積水ハウスなどの大手ハウスメーカーに依頼することになります。
大手ハウスメーカーだと、平屋の坪単価は70~80万円が相場なので、本体工事価格の目安は次の通り。
坪数 | 本体工事価格の目安 |
20坪 | 1,400~1,600万円 |
25坪 | 1,700~2,000万円 |
30坪 | 2,100~2,400万円 |
40坪 | 2,800~3,200万円 |
30坪の平屋になると、本体工事2,400万円に諸費用が上乗せされるので
2,400万円×1.3=3120万円
大手ハウスメーカーだと、30坪の平屋を建てるのに3000万円近くの費用が必要になってきます。
POINT
同じ坪数の平屋でも、ハウスメーカーによって1,000万円近い費用の違いが生まれます。

新築1000万円台が実現する安いハウスメーカー

新築平屋を1000万円台で建てようと思うなら、坪単価が30~50万円の住宅メーカーに依頼する必要があります。
ローコストで品質も高い平屋を建てられるハウスメーカーは次の通り。
アーデンホーム | アーデンホームは、の輸入住宅を全国的に販売しているハウスメーカー。レンガの家のデザインが特徴です。 |
アイフルホーム | アイフルホームは、「株式会社LIXIL住宅研究所」が運営する、住宅業界では最大規模を誇るフランチャイズ形式のハウスメーカー。 |
アエラホーム | アエラホームは、ローコスト住宅の中でも坪単価の安さで光るハウスメーカー。次第に販売エリア(東北・関東・東海・九州)が拡大しています。 |
アキュラホーム | 1万棟以上の施工実績を誇るハウスメーカー。日本最大の工務店ネットワーク組織「JAHBnet(ジャーブネット)」を主宰していることでも有名です。 |
穴吹工務店 | 「サーパス」などマンション販売で有名。現在は、大手マンション分譲業者である大京に完全子会社されています。 |
インターデコハウス | ヨーロピアンテイストの輸入住宅を扱うハウスメーカー。大都市を中心に全国展開しています。 |
インデュアホーム | フレンチスタイルやアメリカンハウス、イングリッシュスタイルなど、幅広く輸入住宅を扱っています。 |
菊池建設 | 国産檜(ヒノキ)にこだわった木造注文住宅メーカー。神社や仏閣の建築も得意としています。 |
クレバリーホーム | 1998年からフランチャイズ方式で展開しています。木造の在来工法が主体ですが、ツーバイフォー工法も扱っています。 |
セルコホーム | カナダの輸入住宅で全国№1ハウスメーカー。強度の高いツーバイシックス工法が特徴です。 |
タマホーム | ローコスト住宅の代表とも言える「タマホーム」。「ハッピーライフ ハッピーホーム タマホーム」のCMで知名度は抜群です。 |
富士住建 | 関東一円を中心に販売していて、「完全フル装備の家」として、エアコンやカーテン住宅に必要なモノを含めた、分かりやすい販売価格が好評です。 |
ブルースホーム | 全国で輸入住宅を販売しているハウスメーカー。企画住宅も扱っています。 |
三浦工務店 | 住宅だけでなく、マンションから神社仏閣まで幅広く扱う工務店。 |
ヤマト住建 | 関西を中心に販売網を広げているハウスメーカー。ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2017 ”大賞”を受賞しています。 |
ユニバーサルホーム | フランチャイズ展開しているハウスメーカー。外壁材「ALC」と地熱床システムが特徴です。 |
ロビンスジャパン | 関東を中心に輸入住宅を扱うハウスメーカー。リフォームも手掛けています。 |
レオハウス | 木造軸組みの工法で坪25万円という安さが売りのハウスメーカー。タマホームと似た特徴があり、以前はタマホームの家を販売していたこともあります。 |
関連 【2019年】ハウスメーカー坪単価ランキング!比較が危険な3つの理由
間取りの工夫も建築費用には重要
家の建築費用は、間取りによっても大きく左右されます。
家を建てる時に一番費用がかかるのは外側部分。
複雑な設計や間取りにするほど材料費や人件費などが余分にかかってきます。
- 正方形の間取りにする
- 水回りスペースを固める
などの工夫をするだけでも、建築費用は大きく変わってきますよ。
ローコストの平屋住宅を建てたいなら、ハウスメーカー選びが重要になってきます。
関連 小さいローコスト平屋が危険な4つ理由!20坪の輸入住宅は可能?

おしゃれな平屋を新築する為の費用は?

せっかく平屋を建てるなら、オシャレな家づくりをしたくなるモノ。
平屋を魅力的にする2つのアイテムの費用を調査してみました。
- 勾配天井の費用は50万円
- ロフトや中二階の費用は100~300万円
1 勾配天井の費用は50万円
出典:SUVACO
勾配天井とは、屋根の傾斜をそのまま利用して天井にすること。
勾配天井の費用は30万~50万円が相場。
平屋で勾配天井にすると、次のようなメリットが得られます。
- 天井高による開放感を味わえる
- 光が差し込み、部屋を明るくなる
- 高い位置に窓ができ、風通しが良くなる
2 ロフトや中二階の費用は100~300万円
出典:重量木骨の家
ロフトや中二階を設置すると、平屋の大きな天井スペースを有効活用することができます。
ロフトや中二階の費用は「坪単価の1/2」が一般的なコスト。
- 坪単価50万円で5畳の広さなら「125万円」
- 坪単価70万円で10畳の広さなら「350万円」
と、大きさによってかなりの建築費用が必要になってきます。
平屋建てに必要な新築費用のまとめ

平屋を新築するのに必要な費用についてまとめます。
POINT
- 実際の建築費用は、価格の3割増しのお金が必要
- 一人暮らし用の小さな平屋でも、1000万円以上かかってくる
- 少しでも安く平屋を建てたいなら、ハウスメーカー選びが重要
- 勾配天井やロフトを設置すると、費用がさらに必要
注文住宅の価格が高くなるのは、広告費や人件費も大きな原因。
ただ、広告費や人件費分は値引きもされやすく、300万円以上の値引きをされることも…。
相見積もりを取れば、安くて品質の高い注文住宅を建てることができますよ。
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あなたに合った理想の平屋を手に入れる方法

平屋は本当に魅力的な家の形ですが、デメリットも多く失敗しがち。
失敗しやすい平屋を成功に導く一番のコツは
設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
思い悩み、家づくりがなかなか進まなかった私が頼ったのが「タウンライフ家づくり」。

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私が何よりもうれしかったのは、要望をくみ取った間取りを作成してくれる所。

実際に、積水ハウスさんからこんなステキな間取りをいただいています。

「強引な勧誘がないか」と心配していましたが、私の所には1本の電話もかかってきていません(メールでの勧誘はあります)。
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