「新築の建売住宅でも、値引きってしてもらえるの…」
「どうやって交渉したら、より値引きしてもらえるのかしら…」
注文住宅に比べ、お手頃な価格で手に入る「建売住宅」。
しかも、値引き交渉をすることで、さらに安く建売住宅を購入している方も多くいます。
建売住宅の値引きについて、あなたに伝えたいことは4つ。
POINT
- 新築の建売住宅は、ほとんど値引きしてもらえない
- 完成後半年建つと、値引きされやすくなる
- 1年後には中古物件になるので、大幅に値引きも可能
- 交渉のタイミングは、決算月がおすすめ
ただ、値引きのポイントを知らないで交渉すると、ほとんど失敗に終わるのが現実…。
公式サイトには載っていない、値引きの真実に迫っていくことにします。

目次
建売住宅の値引き成功例

難しそうに思える建売住宅の値引きですが、成功例も多く寄せられています。
2年落ちの建売住宅で500万円の値引きに成功

新築の建売住宅が欲しかったんですが、価格が高すぎだし、値引き交渉をしても断られてしまいました。
そこで、狙いを付けたのが売れ残りの建売住宅。
1年以上売れ残ると自動的に中古物件になるらしく、値引き交渉もしやすくなりました。
結局手に入れたのが築2年の中古物件で、なんと500万円の値引きに成功。
中古物件とは言っても「未入居」なので、実態は新築とほとんど変わりません。
オプション代の値引きに成功

「新築の値引きは難しい」と聞いていたのですが、ダメ元で交渉することに。
販売価格を下げてもらうことはできませんでしたが、こちらの熱意が伝わったのかオプションを無料で付けてもらえることに成功。
値引き交渉のおかげで、無料でシステムキッチンのグレードアップをすることができました。
最後の1区画の建売で値引きに成功

人気の分譲地で1区画だけで売れ残っている建売住宅を発見。
「家が北向きなのに、周りの物件と同じ値段はおかしい」と粘り強く交渉すると、営業さんも折れて値引きをしてくれることに。
結局、端数の90万円の値引きに成功したので大満足です。
POINT
- 交渉のタイミングによっては、大幅な値引きも可能になる
- 金額の値引きは難しくても、オプション代などのサービスは受けられる
関連 【建売住宅の後悔・失敗例12選】日当たりは?安っぽいから恥ずかしい?

新築の建売住宅は「値引きなし」がほとんど

残念ながら、新築の建売住宅は2つの理由から値引きが難しいのが現状です。
- 新築の建売住宅は値引きしなくても売れる
- 値引きはブランドイメージを低下させる
1 新築の建売住宅は値引きしなくても売れる
土地にわざわざ建物を加えて販売するのは、それでも売れるとの見込みがあるから。
実際、建売住宅は好立地な場所に建つことが多く、すぐに売り切れてしまうことがほとんどです。
たくさんの買い手がつくことが予想される段階で、値下げをするメリットはありません。
2 値引きはブランドイメージを低下させる
建売住宅を販売するのは、主に大手パワービルダー。
パワービルダーとは…
初めて家を買う人たちをターゲットに、床面積30坪ほどの土地付き一戸建住宅を2000~4000万円の価格帯で分譲する建売住宅会社。
大手パワービルダーほど、自社のブランドイメージを気にします。
同じ分譲地にある建売住宅なのに
- 値引きされる物件
- 値引きされない物件
があったとしたら、買い手にとって気分のいい問題ではありません。
無闇な値引きはクレームにつながり、ブランドイメージを損なうことになってしまいます。
新築の建売住宅が値引きされることは、ほとんどありません。

建売住宅の値引き交渉のタイミングは「3ヶ月・半年後」

建売住宅を販売する側は、完成後半年(3ヶ月)以内の完売を目指しています。
というのも、建売住宅は半年を過ぎると売れる可能性がぐっと下がってしまうから。
建売住宅の販売計画は次の通りです。
新築建売住宅の販売
↓
完成後3か月で、1回目の値下げ
↓
完成後半年で、2回目の値下げ
完成後3か月や半年の建物住宅では、100~200万円ほど価格が下がることも。
値下げのタイミングで価格交渉をすれば、値引きを引き出しやすくなりますよ。

一年落ちの中古建売住宅なら大幅な値引きも

建築してから1年以上売れなかった建売住宅は「未入居の中古物件」という扱いになり、大幅な値引きが可能になります。
しかも、築後1年が経過すると「不動産取得税」までかかってくるんです。
不動産取得税とは…
土地や建売などの不動産を持っている者に課せられた地方税のこと。
不動産取得税は、評価額の4%が通常なので、
- 2000万円の建売住宅:8万円
- 3000万円の建売住宅:12万円
- 4000万円の建売住宅:16万円
と、値段の高い建売住宅ほど多くの税金が取られることに。
「ムダに税金を払うぐらいなら…」と、大幅な値引きにも応じてくれるようになりますよ。
関連 建売住宅の寿命は?デメリットは10年後のメンテナンス費用

注文住宅でも使える!建売住宅の値引き交渉の仕方や方法

建売住宅の値引きを勝ち取るためには、交渉の仕方もポイントになります。
- 決算月(3月)に交渉する
- 値引きの限界は「端数」
- 建売住宅の相場を知っておく
- 契約後の値引きは難しい
- 売れ残りの建売住宅を狙う
1 決算月(3月)に値引き交渉する
大手パワービルダーの場合、3月に決算月を設定していることがほとんど。
決算月になると、営業成績を少しでも伸ばすために必死に販売をかけてきます。
普段であれば値引きを受け付けなくても、
「今月中に契約してもられるなら、〇〇万円値引きします!」
と、営業担当の方から値引きの提案してくれることも多くありますよ。
決算月が3月以外の不動産会社もあります。狙っている建売住宅の販売会社情報をチェックしてみてください。
2 値引きの限界は「端数」
値引き交渉では、具体的な目標額を決めることが大切で、無謀な値段交渉をしても断わられるだけ。
価格交渉で最も成功例が多いのは「端数」の値引きです。
つまり、
- 2380万円の建売住宅⇒2300万円に
- 3570万円の建売住宅⇒3500万円に
というのように、100万円以下の値引き交渉なら成功しやすくなっています。
強引な値段交渉をしても、相手を嫌がらせるだけなので気をつけてくださいね。
3 建売住宅の相場を知っておく
値引き交渉をするためには、「建売住宅がどのくらいの価格で販売されるものなのか」を知っておくことが大切です。
ただ、相場観は数多くの物件を見て回ることが養われるモノ。
たくさんの建売住宅を見て回れば、優良な物件を見分ける目も養われるので一石二鳥ですよ。
4 売れ残りの建売住宅を狙う
最後の1区画など、売れ残っている建売住宅は値引きがしやすくなっています。
ただ、売れ残る物件にはそれなりの理由があるはず。
- 北向きで日当たりが悪い
- ゴミ置き場が近くにある など
値引きには成功しても、実際に住んでみると後悔する可能性が高いかもしれません。
関連 【建売住宅購入から契約時の注意点】こんな建売住宅は買うな
5 契約後の値引きは難しい
建売住宅の売る側が値引き交渉に応じるのは「値引きをすることで契約を取りたいから」。
逆に言うと、契約後にいくら値引き交渉をしてもほとんど意味はありません。
値引きのポイントは、建売も注文住宅も大きく変わりません。
関連 【注文住宅の値引きはオプションだけ?】契約後や決算月の交渉ポイント
【まとめ】建売住宅値引きの注意点

建売住宅の値引きについてまとめます。
POINT
- 新築の建売住宅は、ほとんど値引きしてもらえない
- 完成後半年建つと、値引きされやすくなる
- 1年後には中古物件になるので、大幅に値引きも可能
- 交渉のタイミングは、決算月がおすすめ
人気の建売住宅ほど、早く売り切れてしまうのが現実。
立地条件のいい建売住宅を手に入れたいなら、情報収集が何よりも大切ですよ。
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ただ、ネットに掲載されている情報は少なく、なかには怪しい情報も…。
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