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【庇の種類を徹底ガイド】後付けで注意すべきメーカーとは?

庇

「どうして最近、“庇”のない家が増えてきたの…」

「“庇”を後付けしたいんだけど、本当に大丈夫なのかしら…」

家を建築する際に注意して欲しい部分が「庇」。

私も迷った末に「庇のない家」を建てて、デメリットを痛感しています。

「庇」について、あなたに伝えたいことは4つ。

POINT

  1. 庇の長さを考える時は、「民法」や「建築基準法」にも注意
  2. 庇がない家は、雨や太陽光の影響で劣化が激しくなる
  3. 「庇」を付けないのなら、建築材にこだわることが必須
  4. 専用メーカー「アルフィン」の庇も人気が高い

ただ、庇のある家を建てて、法廷トラブルになることがあるのも事実…。

ハウスメーカーが教えない、「庇」の真実に迫っていくことにします。

「庇」って、具体的にはどの部分のことなの?

クリックできる目次

「庇(ひさし)」と「軒(のき)」の違いとは?

庇 軒

庇とは「窓や玄関などの出入口の上に取り付けている、日よけ・雨よけ用の小型の屋根」のこと。

日本だけでなく、風雨の激しい国や地域に多く見られる建物構造となっています。

「庇」と間違われやすい言葉に「軒」がありますが、意味の違いは次の通り。

関連ワード
  • 軒(のき)…建物の屋根のうち、外壁よりも突き出ている部分
  • 軒先(のきさき)…軒の先端部分、家の前の軒に近い場所
  • 軒天(のきてん)…軒の裏側部分にある天井のこと(軒裏天井)
  • 軒下(のきした)…軒が突き出ている下のスペース
POINT
屋根が「傘」だと考えれば、庇は「帽子」。雨よけ効果は絶大です

関連 【軒下のない家のデメリットは3つ】軒先や軒下での後悔とは?

「庇」って、どんな取り付け方をしているの?

庇の構造は「腕木庇(うできひさし)」だけじゃない

チェック

「庇」には、大きく分けて次の4つの種類があります。

  1. 陸庇(ろくひさし)
  2. 腕木庇(うできひさし)
  3. 土庇(どひさし)
  4. 霧除け(きりよけ)

1 短い出幅の「陸庇(ろくひさし)」

陸庇

出典:Wikipedia

陸庇とは、「上部が緩やかな勾配、下部が水平になっている庇」のこと。

建築業界では、水平なことを「陸(ろく)」と言います。

柱や間柱の側面に、型板を大釘やビスで打ち付けるのが特徴。

屋根部分には「野地板」と「金属板」を貼り、軒裏にはケイカル板などの「軒天井板」を貼って仕上げることに。

長くなるほど垂れていくので、出寸法に限界があります。

2 伝統的な「腕木庇(うできひさし)」

腕木庇

出典:Wikipedia

腕木庇とは、「柱に“ぼそ穴”を開け、腕木を“ぼそ穴”に差し込んで固定する庇」のこと。

腕木には小さな「桁(けた)」を渡して、金属板や瓦で仕上げるのが特徴。

腕木庇は日本の伝統工法でもあるので、和風建築に多く見られます。

3 玄関に最適な「土庇(どひさし)」

土庇

土庇とは、「土間に立てた柱によって支えられる、深く張り出した庇」のこと。

和風建築では「土庇」と言いますが、洋風建築では「ポーチ」と呼ぶのが一般的です。

4 窓に付ける「霧除け(きりよけ)」・「眉庇(まびさし)」

霧除け 眉庇

霧除けとは、「窓の上に設けられた小さな庇」のこと。

武将が身に着けた兜の“ひさし”が由来で、「眉庇(まびさし)」とも呼ぶことも。

小降りの雨を防ぐ役割があり、最近は金属板の一枚庇が主流です。

窓の左右にある“つば”のことを「霧除け」と言うこともあります。

POINT
目的にあった形の「庇」を取り付けることが大切です。
「庇」って、何のために必要なのかしら?

後悔・失敗しないために知っておきたい「庇」の役割

「軒」の主な役割は次の4つです。

  1. 直射日光を防ぐ
  2. 雨除けができる
  3. 窓や外壁の汚れを防ぐ
  4. 大きな庇を付ければ「縁側」として活用できる

1 直射日光を防ぐ

「庇」の1番の役割は、日光を調節すること。

「庇」を付けることで、

  • :直射日光をカットし、部屋を涼しくする
  • :部屋の奥まで光を呼び込み、部屋を暖かくする

ことができる訳です。

家具や床の日焼けも防げます

夏の強い日差しを遮ってくれるので、家具や床の日焼けも防ぐことが可能。

庇を設置しないのであれば、

  • 遮光ガラス
  • 遮光カーテン
などで対策することが重要です。

2 雨除けができる

急に雨が降ってきても、「庇」があれば慌てることがありません。

多少の雨であれば、窓を開けて換気することも可能。

窓に雨水が直接当たらないので、雨音も気にならなくなり静かな暮らしに。

また、窓サッシまわりからの雨漏りを防げるのも大きなメリットです。

3 窓や外壁の汚れを防ぐ

窓や外壁で注意したいのは、いつの間にかできてしまう「黒いシミ(雨だれ)

「雨だれ」の原因

「雨だれ」は窓回りにできやすいのが特徴。

雨水が窓枠をつたって外壁に垂れる時に、窓サッシの汚れと混ざってしまうからです。

「庇」があれば窓汚れを防ぐことができるので、外壁の汚れも少なくなります。

4 大きな庇を付ければ「縁側」として活用できる

日本の和風家屋では、大きな庇を付けて下空間を「縁側」として活用してきました。

縁側のメリット
  • 家族や近所の人が集まる「憩いの場」となる
  • 家にいながら、外の自然を感じることができる
  • 外の空間と繋がりができ、部屋を広く感じられる

日本の風土にあった構造が「庇」という訳です。

POINT
「庇」を設置しないのであれば、外壁や窓の建材にこだわることが大切です。

「庇」を付けるなら、どれくらいの長さが適当なの?

直射日光や雨を防ぐための「庇の長さ」

庇 長さ

庇の出寸法は主に4種類ありますが、それぞれの長さで直射日光が防げる範囲は次の通りです。

庇の長さ 防げる直射日光(雨)
150㎜ 700㎜
300㎜ 1400㎜
450㎜ 2100㎜
600㎜ 2800㎜

つまり、450㎜の庇があれば、「掃き出し窓」でも夏の日差しから保護することができる訳です。

900㎜以上の出幅は「建築基準法」に注意

軒の長さは「建築基準法」とも関係があります。

というのも、庇の長さが1mを超えてしまうと、建築面積に含まれてしまうから。

POINT

「バルコニー」や「軒」も1m以下なら建築面積に含まれません。

ただ、両サイドに壁があると建築面積に含まれることに。

1m超えた場合、先端から1mの部分が建築面積に含まれてしまいます。

大きな軒を付けることで、家本体の建築面積が制限されてしまうケースもあるので注意してください

POINT
庇の長さは、窓の大きさを考えて選ぶことが大切です。

「庇」って、どの材質のモノを選んだらいいの?

庇の材質は5種類

チェック

庇の材質として使われるのは、主に次の5種類です。

  1. 木製庇
  2. ポリカーボネート庇
  3. ガラス庇
  4. アルミニウム庇
  5. ガルバリウム鋼板庇

1 木製庇

木製庇

出典:株式会社ユニエース

和風建築に合うのが「木製庇」。

水に強く耐朽製に優れた「ヒバ」「スキ」を使うことが多くなっています。

耐久性を高めるために

  • 銅板
  • ガルバリウム鋼板
  • ステンレス

を張ったものが最近の主流。

ただ、木製なので他の材質よりも劣化が早いのがデメリットです。

2 ポリカーボネート庇

ポリカーボネート庇

出典:株式会社レージェンシー

ポリカーボネートは、「カーポート」や「スマホケース」によく使われている素材。

ポリカーボネートの特徴
  • 透明性が高く、変形しにくい
  • 衝撃にも強く、破損・飛散しにくい
  • 耐候性に優れていて、屋外での使用に強い

ただ、傷つきやすく、紫外線によって変色しやすいのがデメリットです。

3 ガラス庇

ガラス庇

出典:アルフィン

ポリカーボネートと同じように透明性が高いのが「ガラス庇」。

「強化合わせガラス」なので耐久性も高く、デザイン性に優れているので店舗に使われることが多くなっています。

ただ、かなりの重量になるので、一般家庭で大きなガラス庇の使用は不向きです。

4 アルミニウム庇

アルミニウム庇

出典:アルフィン

庇の材質で最も多いのが「アルミ」。

 軽く・強く・錆びにくいので、場所を選ばず使えるのが「アルミ庇」の特徴。

加工しやすく、様々な色や形状が選択できるのが人気の理由となっています。

5 ガルバリウム鋼板庇

ガルバリウム庇

出典:三協住建

屋根材としても人気の「ガルバリウム鋼板」。

耐摩耗性に優れていて、アルミと同じように安く設置できるのも人気の理由です。

防災性にも優れているので、

  • 積雪の多い寒冷地域
  • 風の強い海岸沿い

にもオススメ。

ただ、見た目の好き嫌いが大きく分かれていて、「安っぽい」と感じる方も多くいます。

POINT
一番ポピュラーなのは「アルミ」。安くて使い勝手がいいのが人気の理由です。
「庇」のない家が増えてきたのって、どうしてなのかしら?

庇のない家のメリットは3つ

家キューブ型

「庇」のない家をつくるメリットは次の3つです。

  1. 住宅のデザイン性を損なわない
  2. 建築コストが少なくなる
  3. 隣地境界線をクリアできる

1 住宅のデザイン性を損なわない

最近はキューブ型のモダンな住宅が人気ですが、「庇」を付けると異様に目立ってしまうことも…。

住宅のデザイン性を考えて、「庇」を付けない方も多くなっています。

2 建築費用が少なくなる

「軒」をなくすことで、

  • 庇にかかる資材費
  • 大工さんの人件費

などをカットすることが可能。

実際、多くのローコスト住宅メーカーが、建築費用の少ない「キューブ型(庇のない家)」を販売する傾向にあります。

関連 【ローコスト住宅の教科書】注意すべき6つのメリット・デメリットとは?

3 隣地境界線をクリアできる

都市部では「隣地境界線」に注意して建築する必要があります。

隣地境界線とは

隣地境界線は、お隣が所有する土地との境界を定めた線のこと。

建物を建築する場合は、境界から50㎝以上のキョリを保つルールがあります(民法第234条)。

もし、隣地境界線から50㎝以内に「庇」が進出していた場合、

  • 建築の中止・変更
  • 損害賠償

を迫られる場合もあります。

隣地境界線は民法上の規定なので、お隣の了解が得られていれば50㎝以内でも問題ありません。

POINT
「軒」をなくすことで、様々なバリエーションの家が建築可能になる訳です。
庇ない家を建てたんだけど、後から付けられないの?

庇を後付けする方法も有効

庇後付けYKK

出典:YKK-ap

簡単な「庇」なら、外壁を壊すことなく後付けすることが可能。

リフォーム費用としては、10万円~30万円ほどが相場となっています。

ALCでも庇の後付けは可能

「後付け庇」の中には、

  • ALC(軽量気泡コンクリート建材)
  • コンクリート造

対応の商品も多くあります。

開けた穴をコーキングで埋めるので、防水性が下がることもありません。

「雨漏り」や「積雪」のデメリットに注意

「庇」の後付けをする場合は、次の2つの点に注意が必要です。

POINT
  • 水平な「庇」は雨が溜まりやすく、施工不良があると雨漏りの原因になる
  • 積雪の多い地域だと、重さに耐えらず壊れてしまう場合がある

「庇」を後付けする場合は、信頼できるリフォーム業者に依頼することが最も大切です。

信頼できる施工業者を見つけたいなら、優良店しか加盟できない「タウンライフリフォーム」の利用がおすすめです。

関連 【タウンライフリフォーム「外構」の評判・口コミは嘘】加盟店の問題点は?

「庇」を付けるなら、どのメーカーを選んだらいいのかしら?

庇のメーカーなら「YKK」と「リクシル」が人気

ランキング

数ある庇の中でも、特に人気が高い4つの商品を紹介します。

  1. YKK-apの「ルシアス」
  2. リクシル(LIXIL)の「モダンアート」
  3. 三協アルミ「アクセントひさし」
  4. アルフィン「AD2」

1 YKK-apの「ルシアス」

YKK庇ルシアス

YKKの中でも人気が高いのが「ルシアス シリーズ」。

ルシアスの特徴
  • あたたかみのある電球色のLED照明を採用
  • 玄関まわりで気になる雨樋も内蔵可能
  • デザインバリエーションが多く、場所を選ばず採用できる

⇒公式サイトへ:ルシアス シリーズ/YKK

2 リクシル(LIXIL)の「モダンアート」

リクシル庇モダンアート

リクシルで人気の庇が「モダンアート」。

モダンアートの特徴
  • シンプルかつシャープなデザイン性
  • モダン住宅に快適性とアクセントと加える
  • 「庇」本体に照明を内蔵、柔らかい光で周りを照らしてくれる

⇒公式サイトへ:玄関まわり一覧/リクシル

3 三協アルミ「アクセントひさし」

三協アルミ アクセント庇

三協アルミの中でも人気なのが「アクセントひさし」。

「アクセントひさし」の特徴
  • シンプル&シャープなデザインで住宅を選ばない
  • アクセント窓や装飾窓のW寸法に合わせた規格サイズ
  • 「水切り溝」を設置、雨水による腐食を防いでくれる

⇒公式サイトへ:ひさしHK型/三協アルミ

4 アルフィン「AD2」

アルフィン庇AD2

「アルフィン」は庇の専門メーカー。

数ある商品の中でも特に人気なのが「AD2」です。

「AD2」の特徴
  • 1mm単位での出幅設定が可能なので、場所を選ばない
  • ジョイントが無いのでコーキングが一切不要
  • サポートポール不要で、洗練されたデザインが魅力

AD2/アルフィン

【まとめ】玄関ドアや勝手口の「庇」は、慎重に判断することが大切

家

家の「庇」についてまとめます。

POINT

  1. 庇の長さを考える時は、「民法」や「建築基準法」にも注意
  2. 庇がない家は、雨や太陽光の影響で劣化が激しくなる
  3. 「庇」を付けないのなら、建築材にこだわることが必須
  4. 専用メーカー「アルフィン」の庇も人気が高い

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