【間取り公開】グランドピアノのある部屋(防音室)に必要な費用は?

グランドピアノ

「妻に心置きなくピアノを弾かせてあげたい!」

私の妻の趣味は、ピアノを弾くこと。

新しい家を造るにあたって、「ピアノ室」を造ることは最優先課題の1つでした。

しかも、置くのはピアノといっても、アップライトではなくグランドピアノ。

ただ、ネットを覗いてみても、グランドピアノを置いてある間取りは少なく、情報が少ないのが現状です。

家計に余裕があれば、豪華な防音室を造ってあげることもできますが、ごく一般的なサラリーマンである私には不可能です。

そこで目指したのは、狭いながらも、グランドピアノ(防音室)がある家の間取りです。

グランドピアノって言っても、種類は色々よね!どんなピアノを置く予定なのかしら?

グランドピアノの種類はC3

グランドピアノと言ってもサイズは様々で、妻が置きたいのは「C3X」のグランドピアノ

今は妻の実家にあるのですが、「どうしても新居にもって来たい!」というのが妻の要望です。

妻によれば、種類や大きさによって音の響きや指のタッチ具合が全然違うとのこと(私には全く分かりませんが…)。

ただ、間取りを考える上で一番重要なのはサイズなので、ピアノのサイズ表を載せておきます。グランドピアノサイズ表

出典:ヤマハ

ちなみに、妻が保有している「C3」の正確なサイズ表は下の通り。

1490㎜
奥行 1860㎜
高さ 1010㎜

C3タイプであればサイズが大きく違うことはないと思いますが、間取りを考える上で正確な寸法は欠かせないので、きちんと測ってくださいね!

私もグランドピアノを置きたいんだけど、どのくらいの広さが必要なのかしら?

グランドピアノを置くのに必要な広さ

間取り

音の響きや快適な演奏を考えれば、部屋が広いのに越したことはありませんが、私のような一般人にはムリ!

妻には申し訳なかったのですが、必要最小限の広さで我慢してもらうことに。

グランドピアノ置く広さについては、ヤマハの公式サイトに次のように書かれています。

アップライトピアノの場合

アップライトピアノ本体以外に必要なスペースとして、通気性、音抜け、転倒防止のため背面は 10 ~ 15cm 調律時にチューニングハンマーが動かせる高さとして上部は 40cm 左右は調律作業用に大人がひとり入れるくらい空けていただくのが理想的です。

グランドピアノの場合

グランドピアノの鍵盤から手前方向のスペースは 1m 以上をおすすめしております。

演奏者が無理のない体勢で椅子に座り演奏ができ、また、ピアノ技術者がアクション調整作業等を行うのに必要なスペースが 1m 程度となります。

左右や奥側は人が通ることができるスペースをあけていただくのが理想ですが、壁に近くなることで雑音が発生したり、音響に影響を及ぼすおそれがあるため、15㎝ 以上離していただくことをおすすめしております。

引用:ヤマハ

もっと具体的に考えたい場合は、ヤマハの公式サイトに「部屋置きシミュレーション」というものがあります。

ヤマハ部屋置きシミュレーション

下の4つの条件を決めて配置を考えることができるので、イメージを掴むためにはおススメです。

  • 床の種類(洋室・和室)
  • 部屋の大きさ(4.5畳・6畳・8畳・12畳)
  • 楽器(グランドピアノ・アップライト・電子ピアノ 等)
  • 家具(ソファ・テーブル・タンス 等)

試したい方は下の公式サイトからどうぞ!

ヤマハ/部屋置きシミュレーション

防音について考えた2つのこと

騒音

ピアノ室で一番に考えないといけないのは防音について。

ただ、防音といっても2つの方向で考える必要があります。

  • 外への防音
  • 内への防音

1 家の外への防音

一番大切なのは外への防音。

ピアノの音が外へ漏れないようにしないといけません。

しかも、妻は働いている身なので、日中に弾くのはほぼ不可能。

ピアノの音が心地良く聞こえない方にとっては、騒音以外の何物でもありませんし、音の問題はご近所トラブルに繋がりかねません。

私が一条工務店のi-smartを建てた理由の1つは気密性の高さ。気密性が高いと音が外に漏れにくいですからね。

ちなみに、一条工務店は全ハウスメーカートップ(気密性はC値で測ることができます)。

C値・・・気密性を測る数値。住宅の延べ床面積に対する「隙き間」の割合

もちろん数値が小さいほうが性能が高いことを表しています

C値
1位 一条工務店 0.59
2位 スウェーデンハウス 1.56
3位 東急ホームズ 2.0

一条工務店のアイスマートについての詳しい説明は、下の記事で!

関連 評判や坪単価は?一条工務店のアイスマートを選んだ9つの理由

ただ、数値を見せられてもよく分からない方も多くいるはず(私も数字が苦手…)。

「実際に体験しないと信じない」性格の私は、宿泊体験で実際の防音性能をちゃんと確かめてきました。

確かめた2つの内容は下の通り。

  • テレビを最大音量にしても外に音漏れしない
  • 国道の側にあっても、車の音が家の中に響かない

一条工務店のアイスマートはピアノ室(防音室)を造るのに適していることが宿泊体験で分かり、一条工務店と契約するきっかけになりました。

宿泊体験で試した、一条工務店の防音性能については下の記事で!

関連 食事代付き!一条工務店「宿泊体験」のチェック項目と持ち物

もちろん「絶対に音漏れがしない」というわけではありません

2 家の中への防音

我が家は音楽一家ではありません。

私は音楽が苦手ですし(音痴なのが自慢)、やんちゃ息子達を音楽家にする予定もありません。

妻のピアノへの理解はあるつもりですが、テレビや会話の音と混じり合うと、普段の生活へのストレスになりかねません。

ピアノを弾く妻の方も、音が混じると集中できないでしょうしね。

お互いが快適に暮らすためには、ピアノ室を防音仕様にする必要があります。

我が家の防音対策について説明するのに、間取りがあった方が分かりやすいと思うので、まずは間取りから紹介します。

グランドピアノのある部屋(防音室)の間取りを公開

我が家のピアノ室は5.3畳。

本当はもっと大きな部屋を用意してあげたかったのですが、予算上限界でした(妻には申し訳なかったですが…)。

床補強以外にも!一条工務店【ピアノ(防音)室】の費用

ピアノを置くとなると真っ先に考えるのは床補強ですが、防音を考えるとさらに3つの対策が必要です。

  • 防音トビラの設置
  • 床補強
  • グラスウール充填施工
  • 窓の仕様

1 防音トビラの設置

一条工務店では防音扉はオプションになり、50,000円で設置できます。

オプション表には載っていません。希望する人が少ないからでしょうか?

普通、防音ドアと言うと20~30万円するものなので、5万円で設置できるのは嬉しいですが、逆に扉自体の性能はちょっと怪しい所が…。

性能については、家ができた後にレポートしたいと思っているので、そこまで待っていてくださいね!

2 床補強

アップライトであれば、その部分だけ床補強すればいいのかもしれませんが、グランドピアノなので、部屋全体の床補強をすることに。

費用は、30,000円。

部屋全体の床補強なので価格を心配していましたが、思ったより安く仕上がりました。

3 グラスウール充填施工

一条工務店は断熱材にグラスウールを採用しています。

壁と天井からの音漏れを防ぐためにグラスウールを厚く施工してもらっています。

費用は、一式45,000円。

4 窓の仕様

防音を考えた時には、窓の大きさを最小限にして、FIX窓(はめごろし窓)にするのが一番有効。

ただ、我が家は2つの理由からどちらも採用しませんでした。

  • 通風
  • ピアノ出し入れ

① 通風

一条工務店は「ロスガード90」という24時間換気システムがあります。

そのため、本来は通風を考える必要はないのですが、我が家は「天気の良い日は窓を全開にして風を通したい」と考えています。

「季節を感じるために自然の風を通す」って大切だと思うんですよね!

プロの音楽家のように、一日中ピアノ室にこもって弾いているわけではありません。

「時間的に余裕のある時にピアノを弾けたらいいなぁ」と考えたので、通風を優先しました。

② ピアノの出し入れ

アップライトも大きいですが、グランドピアノになるとかなりの大きさ。

引っ越しの際、ドアからだとピアノが入らない可能性も出てきます。

1つは吐き出し窓(足の部分から開口となる窓)にして、ドアから入らない事態に備えることにしました。

防音を考えれば、「小さなFIX窓が最適」なのに変わりはありません。

ピアノ室を造る上で、防音対策以外に気をつけないといけないことはあるのかしら?

ピアノ室を造る上で分かった2つのこと

チェック

設計士さんと間取りを検討していく上で分かったことが2つあります。

  • ロスガードがつかない
  • ドアストッパー(戸当たり施工)の問題

1 ロスガードがつかない

先ほど書きましたが、一条工務店には「ロスガード90」という24時間換気システムがありますが、防音室にはロスガード90を取り付けることができません。

「ロスガード90」がつかない原因は防音トビラにあります。

防音トビラは床とのすき間がないために、「ロスガード90」だと、空気の入れ替えができないとのこと。

そのため、ピアノ室だけは熱交換型換気扇にしています

熱交換型換気扇は、ロスガードが開発される前の換気システムです

2 ドアストッパー(戸当たり施工)の問題

ドアストッパー

一条工務店の場合、ドアストッパーが床についているのですが、壁に取り付けてもらうように変更してもらっています。

理由は床に厚手のじゅうたんを敷くため。

絨毯を敷くとドアストッパーが隠れてしまい、役に立たなくなってしまいますからね。

ちなみに、ドアストッパーの変更はオプションとなり、費用は3,800円。

防音の観点からも、グランドピアノの重さから床を保護するためにも、ピアノ室に絨毯は欠かせません。

特に我が家は、45万円もかけて床を「ライブナチュラルプレミアム」にしたので、床の保護は大問題!

「ライブナチュラルプレミアム」の床材については下の記事で。

関連 一条工務店の無垢床材?新フローリング「ライブナチュラルプレミアム」の金額

 

おそらく、一条工務店でできる防音対策はこのぐらいが限度。

残念ですが、一条工務店は防音室が得意なハウスメーカーではありません(一条工務店のこだわりは、地盤と断熱性ですからね)。

防音室にさらにこだわりたい方は、他のハウスメーカーを選ぶか、専門の業者に頼む必要があります。

でもやっぱりアイスマートで家を建てたいわ!一条工務店で、もっと本格的な防音室を造る方法はないのかしら?

ダイケンの防音室も評判

防音室ダイケン

防音室を造る時に一番考えないといけないのは、音の感じ方は人それぞれだということ。

私自身もっと防音にこだわった方が、後で後悔しないんじゃないかと考えていました。

防音室にこだわりたい方に評判の業者が、ダイケン(大建工業)。

私は和紙畳でもお世話になりましたが、防音室に関してもダイケンは有名です。

和紙畳に関しては下の記事で!

関連 【間取り公開】畳コーナーに和紙畳!デメリットや評判をい草畳と比較

ダイケンの防音室は3つのプラン

ダイケンでは状況に応じて3つの防音プランを用意しています。

  • シンプルプラン(寝室・子供部屋・トイレなどプライベートな空間用)
  • スタンダードプラン(ピアノを弾いたり、カラオケを楽しんだりする部屋用)
  • プレミアムプラン(ホームシアターやAVルーム、楽器練習室など)

 

私が最初考えたプランは「スタンダードプラン」。

スタンダートプランで「40デシベル」の音が軽減されます。

実際に、ダイケンのショールームで体験してみましたが、スタンダードプランでもかなりの防音性能。

残念ながら、言葉では音の違いは説明できないので、実際に体験してみるのが一番です。

ダイケンのショールームは全国に10店舗あるので、興味のある方は下の公式サイトからどうぞ!

ショールームで体感|SOUND DESIGN|DAIKEN-大建工業

ダイケン【防音室】の費用

最初は、防音室を造る気マンマン。実際に資料請求までしましたからね。

ダイケン防音室

でも、諦めました。というより諦めるしかありませんでした。

なぜなら、防音室をつくるのに100万円もかかることが分かったからです。

実際の見積書は下の通り!

ダイケン防音室見積もり

6畳での見積もりを載せていますが、他の広さでも見積もりをとってみたので、価格だけ載せておきます。

  • 4.5畳だと約90万円
  • 8畳だと約108万円

広さに関わらず100万円前後はかかる計算です。

100万円が高いと思うか、安いと思うかは音へのこだわり次第ですが、我が家にはムリでした。

興味があって予算に余裕のある方は、下の公式サイトから資料請求できるので、どうぞ。

ダイケン/webカタログ

一条工務店【ピアノ室】のまとめ

一条工務店でピアノ室(防音室)を造る場合に、必要なことは主に3つ。

  • 防音扉
  • 床補強
  • グラスウール充填施工

3つの防音仕様をするのにかかった費用の合計は約98800円。防音対策としてはかなり安い費用じゃないでしょうか?

ただ、5畳の部屋を造るのにこと自体で100万円以上の費用がかかりますし、ピアノの移動も専門業者に頼まないといけません。

ピアノの値段から含めた総額で考えると、かなりの金額がかかってしまいますが、普段家族のために一生懸命働いてくれている妻のために、このくらいの応援はしないとね!

ピアノを心置きなく弾けることで、妻のストレスが少しでも軽減できれば、これ以上嬉しいことはありません。