「ファミリー玄関の使い勝手ってどうなの…」
「ファミリー玄関は失敗するって聞いたけど、本当なの…」
玄関の間取りを考えていると、玄関まわりに置きたいものって意外と多いことに気づきます。
でも、荷物で雑然としている玄関ってイヤですよね。だって「玄関は家の顔」ですから。
玄関をキレイに保ちたい方に人気のアイデアが「ファミリー玄関」。
ファミリー玄関について、あなたに伝えたいことは４つです。
POINT
- ファミリー玄関のメリットは、玄関はキレイに保てること
- ファミリー玄関をするには、玄関２つ分のスペースが必要になる
- ２つ玄関をつくるより、広い土間収納を確保する方がおすすめ
ただ、「ファミリー玄関は失敗・使わない」なんて声も…
我が家が実際に考えた間取りを元に、ファミリー玄関の真実に迫っていくことにします。
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ファミリー玄関とは家族用・来客用の２つ玄関のこと
「ファミリー玄関」とは、お客さんを迎える玄関（来客用）とは別に、家族が出入りするための別の玄関（家族用）を作り、そこを収納スペースとしても活用するアイデア。
「ファミリー玄関」のことを「家族用玄関・お客様用玄関」とか「内玄関・外玄関」と呼んだりもします。
二世帯住宅では２つ玄関も多い
二世帯住宅では、「親世帯」用・「子世帯」用と２つ玄関をつくる家も多くなっています。
世帯ごとの玄関をつくることで「プライバシーが守られる」のが大きなメリット。
顔を会わせることが減れば、同居にありがちな「嫁・姑問題」も少なくなりますしね。
家族用玄関が汚れる原因は靴の置き場所
玄関をキレイに保つのためには、まず玄関の３大悩みを知らないといけません。
- 汚れ
- キズ
- におい
１ 玄関タイルを汚す原因は靴
晴れの日は多少汚れがついても、サッと掃き出すだけで済みますが、雨の日は要注意。
キレイに見える靴でも靴底は汚れているもの、雨のせいで靴跡がクッキリ残ります。
ただ、タイルの汚れを防ぐことは注意してもなかなかできないのも悩みの１つ。
２ 玄関のあがり口の傷の原因も靴
靴を脱ぎ履きするので、玄関のあがり口はどうしても傷つきやすく、汚れやすくなります。
友達の家にお邪魔して上り口を見ると傷があちらこちらに見えますよね。
ペットを飼っていると、あがり口が爪のひっかき傷ばかりなんてことも…。
あがり口が汚れていると玄関の印象が悪くなり、みすぼらしさの原因に。
上り口を取りかえるのは大変なので、傷を防ぎたければ、カバーして防ぐのも一つのアイデアです。
３ 玄関のにおいの原因も靴
雨だけでなく、汗のしみ込んだ靴も玄関や靴箱のイヤな匂いの原因。
子供が小さい間はあまり気にならないかもしれませんが、外遊びや部活を始めれば、汗が靴にしみ込むのは防げません。
普段からしっかりと湿気対策をすると匂いを防げますが、手間が大変ですよね。
靴の置き場所となる家族用玄関は、どうしても汚れや匂いがついてしまいます。
ファミリー玄関のメリットは「来客用玄関が常にきれい」
上の写真は、今私が済んでいる賃貸住宅の様子です。
靴の他に
- ベビーカー
- 三輪車
- 傘
- コープの宅配グッズ
など、玄関に置くと便利なモノってたくさんあることに気づくとはずです。
でも、こういったモノはお客さんの目にはふれて欲しくないものですよね。
玄関を二つに分けおけば、たとえ家族用玄関が
- 靴が脱ぎ散らかしてあったり
- モノがあふれかえったり
しても、「来客用玄関」はいつでもキレイ。
急な来客にも慌てることなく対応することができますよ。
来客用玄関はいつでもスッキリ状態をキープできるので、急な来客でも安心してお迎えできます。
関連 玄関【土間収納】１畳でも失敗しない使い方！扉や棚でデメリット対処
ファミリー玄関は失敗？使わない？２つのデメリット
ファミリー玄関でよく聞く失敗例が
つくってみたけど、全然使われない
ファミリー玄関のデメリットを考えて対処しておかないと、全然使われないデッドスペースになりかねません。
ファミリー玄関で知って欲しいデメリットは２つ。
- スペースをとるので狭くなる
- 動線が悪くなる
１ ファミリー玄関は広さが必要
ファミリー玄関の問題点は壁が増えること。
壁が増えるので、ある一定以上の玄関スペースがないと、圧迫感のある玄関になってしまいます。
目隠し程度で考えるなら、暖簾やロールスクリーンにするのも一つの手。
ロールスクリーン等で目隠しする方が、アイデア次第でオシャレな玄関になるかもしれません。
２ ファミリー玄関は動線が悪くなる
出典：新昭和ハウジングスクエア
玄関を開けてまっすぐに入れるのは「お客様用玄関」。
つまり、普段住んでいる家族は、わざわざ回って「家族用玄関」から入らないといけなくなるので、動線が悪くなります。
来客が多い家であれば非常にメリットが大きくなりますが、来客が少なければ、動線が悪いデメリットを常に感じて生活することになりかねません。
ファミリー玄関にすると、家族の不満が高まる可能性があります。
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ファミリー玄関の間取り図を公開
ファミリー玄関のデメリットをふまえた上で、私が考えた間取りは上の通り。
我が家の「ファミリー玄関」のポイントは２つあります。
- 収納を確保する
- 玄関からの動線を短くする
１ ファミリー玄関に収納をプラスする
来客も大切ですが、やっぱり１番に大切なのは家族の生活。
ファミリー玄関にすると、家族用玄関はどうしても狭くなってしまいがちですが、十分な収納スペースは必ず必要。
収納スペースがないと、狭いうえにモノであふれかえるただの物置になってしまいかねません。
土間収納スペースをもっと大きくすれば、さらに使い勝手が良くなりますが、建築費用が高くなってしまいます。
２ 玄関からの動線を短くする
ファミリー玄関のデメリットである動線を短くするために、玄関扉を真ん中にもってくることに。
動線が短くなったので、来客だけでなく家族の動線も快適になり、動線が悪くなるデメリットを感じにくくなります。
普段住んでいる家族のことを考えたファミリー玄関にすることが大切です。
広さや動線を考えれば、土間収納の間取りがおすすめ
「広さ」や「動線」のデメリットが気になるのであれば、「土間収納」の間取りがおすすめ。
我が家も結局、２つ玄関を１つにすることで、土間収納のある広々とした玄関を採用することにしています。
- 自転車など、乗り物の収納場所になる
- 来客の目に触れることがない
- ゴミの仮置き場にもなる
- 外に出ることなく、モノが取り出せる
土間収納を採用する場合は、「どのくらいの広さを確保すればいいのか」が大事なポイントになってきます。
関連 玄関【土間収納】１畳でも失敗しない使い方！扉や棚でデメリット対処
【まとめ】ファミリー玄関は後悔する可能性大
ファミリー玄関の特徴をまとめます。
POINT
- ファミリー玄関のメリットは、玄関はキレイに保てること
- ファミリー玄関をするには、玄関２つ分のスペースが必要になる
- ２つ玄関をつくるより、広い土間収納を確保する方がおすすめ
玄関の間取りは、収納場所の確保が最重要ポイント。
間取りを工夫すれば、狭いスペースでも十分に収納場所を確保することができます。
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注文住宅を建てると生活が快適になりますが、デメリットも多く失敗しがち。
失敗しやすい注文住宅を成功に導く一番のコツは
設計にとことん時間をかけること。
特に間取りは大切で、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
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