【地盤調査のやり方ガイド】費用から結果の見方まで

地盤調査

「地盤調査って、どんな方法でするの…」

「地盤調査の結果って、どうやって見たらいいの…」

家を建てようとする時、どんなことを一番に気にされるでしょうか?

  • デザイン?
  • 設備?
  • 間取り?
  • お金?

どうしても目に見える部分に注目しがち。

でも、家を建てる時に一番気にしないといけないのは地盤と言っても過言ではありません。

ただ、地盤調査によって軟弱地盤だと判断されると地盤改良に多額の費用がかかるのが現実。

地盤調査の結果によって、家づくりの計画が大きく変わることも珍しくありません。

どうして、地盤調査ってしないといけないのかしら…

地盤調査が必要な理由

地盤調査

現在、新築で一戸建てを建てようとする時には、地盤調査は必ず行われています(悪徳業者の場合は、地盤調査がないかも知りませんが…)。

ハウスメーカーが地盤調査を必ずする理由は、不同沈下の問題が出てくるからです。

不同沈下の恐怖

きれいに整えらた土地を見ると、なんの問題もないように思います。

でも、地盤調査を行わずに、軟弱地盤の不同沈下が起こる可能性が出てくるんです。

不同沈下とは…

不同沈下とは、家全体が均等に沈むのではなく、斜めに傾いた状態で沈下すること

不同沈下が起ると、建物の重量が一カ所に集中するため、建物が大きなダメージを負うことに。

  • 窓がゆがみ、雨が吹き込む
  • ドアが傾き、カギがかけられない
  • 建物にすき間ができ気密性が低下、冷暖房の効きが悪い
  • 腐食が進み、建物の寿命が短くなる

など、日常生活にまで支障が出てくるのが、不同沈下の問題点。

しかも、不同沈下はすぐに起こる訳ではありません。

家の重さによる地盤の変形は徐々に進行していくので、不同沈下の多くは5年を経過してから。

不同沈下に気づいた時には、すでに手遅れになっている可能性が…。

POINT
問題のないように見える土地にも、見えない危険性がひそんでいる可能性があります。

地盤調査ってやっぱり大事なのね!でも、どうやって地盤を調査しているのかしら…

新築での地盤調査の方法と解説

残土

実は、地盤調査の方法には、たくさんの種類があります。

  • スウェーデン式サウンディング試験
  • ボーリング標準貫入試験
  • ハンドオーガーボーリング
  • 平板載荷試験
  • オートマチック・ラム・サウンディング試験
  • ポータブルコーン貫入試験
  • レイリー波探査    など

新築一戸建ての場合は、下の2つのどちらかの方法になります。

  1. スウェーデン式サウンディング試験
  2. ボーリング標準貫入試験

1 スウェーデン式サウンディング試験の方法

スウェーデン式サウンディング試験

出典:大和ランテック株式会社

現在、戸建住宅の地盤調査のほどんどが、スウェーデン式サウンディング試験を採用しています(JIS規格にも認定されている国に認められた方法)。

北欧のスウェーデンで最初に採用された地盤調査の方法なので、スウェーデン式という名前になっています。

スウェーデン式サウンディング試験の仕組みは簡単で、手軽に行うことができるのが、人気の理由です。

スウェーデン式サウンディング試験の手順

  1. ロッドの先にスクリューポイントを取り付け、地面に垂直に突き立てる
  2. 最初は5㎏からの重りを付けて、何cm沈むか調べる
  3. 重りを増やしていき、最終的に100㎏で何cm沈むか調べる
  4. 100㎏の重りでも沈まない場合は、スクリューを回転させ、25㎝沈むのに何回転したかをチェック
  5. 最終的に、地中10mまで測定する

重りが沈む時の速さや音、感触なども記録し、評価に役立てています。

スウェーデン式サウンディング試験のメリット

  • 主要な地盤調査方法の中でもっとも費用が安い
  • 調査期間が短い
  • 既存の建物があっても調査ができる
  • 簡易的な装置なので一人でも調査ができる

スウェーデン式サウンディング試験のデメリット

  • 土を採取できないため、精度が低い
  • 地中の石などの影響を受ける
  • 測定者によって、判定にバラツキがでる

スウェーデン式サウンディング試験には

  • 調査員の手によって行う「手動式」
  • 小型の専用機械を使う「自動貫入式」

の2つがあります。

手動式の場合、調査員によって、試験結果が大きく変わることがあるので、「自動貫入式」の方がおすすめです。

スウェーデン式サウンディング試験の動画解説

映像で確認すると、スウェーデン式サウンディング試験のやり方がよく分かります。

2 ボーリング(標準貫入試験)の地質調査方法

地盤調査ボーリング調査

一般にはボーリング調査とよばれる方法で、63.5kgの重りを75cmの高さから自由落下させて、その衝撃により地盤の強度を試験。

試験と同時に、地層構成の調査や土の採取などを行うことで、地盤の組成を知ることもできます。

ボーリング調査が必要になるのは、

  • 3階建て
  • 鉄骨造
  • ビルなどの大きな建造物 

など、物件の確認申請に「構造計算書」が必要な時です。

ボーリング地質調査のメリット

  • スウェーデン式サウンディング試験より深い場所(20m)まで調査できる
  • 土壌を採取するので、正確な判定ができる
  • 世界で決まった調査方法なので、データが豊富で、信頼性が高い

ボーリング地質調査のデメリット

  • 調査に大型の機器を使用するので、広いスペースが必要
  • 調査に時間がかかり、費用も高額
POINT
一戸建ての場合は、ほぼスウェーデン式サウンディング試験が採用されています。
スウェーデン式サウンディング試験って簡単そうだけど、それだけで十分なのかしら…

ハウスメーカーによって違う地盤調査の方法

チェック

安全性にこだわる住宅メーカーは、スウェーデン式サウンディング試験以外にも、下の2つの調査と合わせて総合的に地盤を評価しています。

  1. 資料調査
  2. 現地踏査

1 資料調査

地盤調査地形模型図

資料調査は

  • 地形図
  • 土地条件図
  • 過去の地盤調査資料

などから、地盤の情報を集め、地域の地盤の状態を判断します。

地盤が弱いと予想される場所

  • 田や畑から造成された敷地
  • 新しい盛土や埋立地
  • 地形分類で「谷底低地」や「旧街道」にあたる土地

地盤が強いと予想される場所

  • 古くからの集落がある場所
  • 地形分類で「台地」や「段丘」にあたる土地

地名からも地盤は予想できる?

地盤調査地名

地名は地形や地質と関連していることがあるので、地盤の様子を推測することが可能です。

  • アキタ(秋田)⇒低湿地
  • ベップ(別府)⇒新田開拓地
  • ニイガタ(新潟)⇒砂洲・干潟
  • コシガヤ(越谷)⇒崩崖    など

特に、水に関係する地名は軟弱地盤であることが多いので注意が必要です。

地名は時代によって変更されている場合や、人の名前に由来する場合もあるので、水に関係する地名が必ずしも地盤が弱いとは限りません。

2 現地踏査

「現地踏査」は、調査員が実際に現地を訪れて、周辺の様子を観察します。

  • 地図では読み取れない地形
  • 擁壁の高さ
  • 周辺の住宅や道路

など、資料調査の内容を確認しながら情報を収集します。

樹木でも地盤は分かる?

地盤が軟弱な場合、樹木が深く根を下ろすことができないので、背の高い樹木が育ちにくい傾向に。

樹木に詳しい人は、自分でも観察してみてください。

POINT

  • 地盤調査
  • 資料調査
  • 現地踏査

の結果を総合的に判断することで、より正確な地盤調査ができる。

地盤調査ってどれくらいのお金がかかるのかしら…

地盤調査の費用の相場

お金

スウェーデン式サウンディング試験が広く普及している理由の1つが、試験費用の安さです。

  • スウェーデン式サウンディング試験:約3~7万円
  • ボーリング調査・標準貫入試験:約15~30万円

地盤調査が無料のハウスメーカーも!

ハウスメーカーの中には、無料で地盤調査をしてくれるところも。

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外部委託をするハウスメーカーが多いなか、営業担当自身が地盤調査をするという、地盤調査にこだわりのあるハウスメーカーです(営業担当全員が社内研修で地盤調査の方法をマスターしています)。

私が一条工務店を選んだ理由の1つも地盤調査に定評があるから。

関連 【真実】一条工務店の評判・口コミ!アイスマートは高い?

 

契約前でも、無料で地盤調査をしてもらえるので、気軽に申し込むことができます。

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地盤調査ってちゃんとやってくれるのかしら?もし、家が倒れたらどうなるの…

地盤調査の保証

チェック

マイホームは一生に一度の大きな買い物。

そんな大切なマイホームに重大な欠陥があったりしては、安心して買うことも住むこともできませんよね。

以前は、家が傾いた場合の責任の所在が不明確で、保証が受けられない場合が多くありました。

ただ、現在では「住宅の品質確保の促進等に関する法律」という法律が制定されており、『家の瑕疵(欠陥)を施工者が10年間保証しなければならない』と定められています。

軟弱地盤で家が傾いた場合でも基礎の欠陥として扱われることになり、施工者が保証しなければなりません。

地震が起きたことで家が傾いた場合には、免責事項となるので保証されません。

参考 住宅の品質確保の促進等に関する法律 – 国土交通省

調査が長いとまわりに迷惑がかかりそう…。調査の時間ってどれくらいなの?

地盤調査の時間

時計
  • スウェーデン式サウンディング試験:数時間~半日
  • ボーリング調査(標準貫入試験):1日~数日

スウェーデン式サウンディング試験は機械が小規模で手軽に行うことができ、半日もあれば終わります。

対して、ボーリング調査は、機械が大型なので搬入に時間がかかり、足場の組み立てが必要なので、調査に日数がかかります。

地盤調査って、いつ頃したらいいのかしら…。土地を買ってすぐに調査したらダメなの?

地盤調査のタイミング

カレンダー

地盤調査に関する一般的な流れは下の通り。

建物プランの作成・配置の確定

地盤調査

地盤改良・補強プランの確定

建物プランの作成前に地盤調査をすることもありますが、プラン確定後に再調査することになります。

地盤調査によって地盤改良が必要なると、100万円を超える費用がかかる場合があるので、できれば地盤調査は早くしたいモノ。

でも実際には、建物プランがある程度固まらないと地盤調査をしても意味がありません。

建物プランが固まってから地盤調査をする理由

1つの土地の中でも、地盤調査の結果に差があることはよくあります。

調査するポイントによって結果が大きく違うことがよくあるため、

  • 建物が土地のどのあたりに配置されるのか
  • 建物の角がどの部分にくるのか
  • 大きな荷重がかかる場所はどこか

が分からないと、結局、地盤調査をやり直すことに。

地盤調査結果が送られてきたけど、見方がよく分からんだけど…。どこを見たらいいのかしら?

地盤調査結果の見方

地盤調査報告書

私の所に送られてきた地盤調査報告書

地盤調査の結果は、報告書として送られてきますが、専門用語が多く、どこに注目したらいいか分かりにくくなっています。

地盤調査報告書の項目

地盤調査結果

出典:地盤調査報告書の見本はこちら

地盤調査の結果の見方を知るためには、まず10項目を知る必要があります。

1 荷重

ロッドが25㎝貫入するのに要したおもりの重さ

2 半回転数

25㎝貫入するのに要したロッドの半回転(180°)数

回転数が0の場合は、「自沈した」ということ、半回転数が多いほど硬い地盤です。

3 貫入深さ・貫入量

ロッドが沈んだ深さ。

スウェーデン式サウンディング試験では、25㎝ごとに測定するので、0.25m単位で記載されます。

4 1m当たりの半回転数

2の「半回転数(25㎝)」を1mに換算した数値。

6 音・感触

ッドが貫入する際の音や感触を「ジャリジャリ」や「カリカリ」などの言葉で表します。

音や感触から、土壌の種類や地中になにか埋まっていないかが分かります。

7 貫入状況

ロッドが貫入していく様子。

「無回転急速」と書かれていたら、ロッドが回転しないので、自沈したということ

8 推定柱状図

砂層や粘土層など土質を推定して記入します(×マークは盛土)。

9 換算N値

地盤の硬さを評価する数値。

数値が大きければ、硬く締まった地盤だと言えます。

10 許容支持力

「荷重」と「1m当たり半回転数(Nsw)」から、地盤の支持力(地耐力)を推測した数字

地盤補強の目安

住宅保証機構の設計施工基準によると、地盤補強が必要かどうかは、下の判定基準が目安になっています。

地盤補強の判定基準
すべてに自沈層がない 布基礎
べた基礎
計測地点すべてで、「ゆっくり自沈」以上
計測点のデータがほぼ同一
べた基礎
上の2つに当てはまらない場合 地盤改良、杭基礎
POINT
地盤補強が必要かどうかは、自沈層があるかないかで大きく変わります。

地盤調査表は自沈層を見る

地盤調査結果を見るポイントは限りなくあります。

ただ、地盤調査書で最も大切なポイントは、N値ではなく、「自沈層があるかないか」

自沈層とは…

スクリューを回転させなくても、おもりの重さだけで下に沈んでいく地層のこと

言葉だけだと分かりにくいので、我が家の地盤調査書で見ていくことにします。

地盤調査結果の見方

0回転の自沈層があるので、私の土地には地盤改良が必要なことがよく分かります(悲しい現実です…)。

POINT

  • 赤い線より横棒が長い⇒強い地盤
  • 赤い線より横棒が短い⇒弱い地盤

厳密には、地盤補強が必要かどうかは自沈層だけなく、地層を総合的に評価し判断します。また、ハウスメーカーなどでは独自の地盤補強の判断基準を設けている会社もあります。

地盤調査をしなくても、地盤の状態を確認する手段ってないのかしら…

地盤調査はサイトマップで確認

地盤サポートマップ

正式な地盤調査はできなくても、ある程度、土地の状態を知ってから土地を購入したいモノ。

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結果は、PDF形式のレポートとして出力されるので、土地を購入しようと思うときは、ぜひ一度お試しください。

⇒公式サイトへ:地盤サポートマップ|ジャパンホームシールド株式会社

地盤調査まとめ

地盤調査で知っておくべきポイントをまとめます。

POINT

  • 地盤調査が行われないと不同沈下の恐怖
  • 新築の地盤調査の方法はスウェーデン式サウンディング(費用は5万円)
  • 地盤調査の保証は法律により約10年
  • 地盤調査の結果は自沈層を要チェック
  • 地盤の情報はネットでも確認できる

地盤調査の結果、軟弱地盤と判定された場合は、地盤改良を行う必要が出てきます。

地盤改良の費用は工法によって様々ですが、100万円を超えることも珍しくありません。

実際、一条工務店で建てた私は、100万円を超える悲しい結果に…。

詳しくは下の記事で!

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関連 【タウンライフ家づくり】の評判や口コミは?資料請求で分かる5つのメリット・デメリット

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